俺の初体験『悩み相談』-3
俺は首をかしげた。
柔らかいカタチも、硬くなったカタチも、じゅんクンのおチンチンに変な所はないんだ。
(わからないよ…… 誰かに何か言われたのかな…… )
俺は再びじゅんクンのおチンチンを口に含んだ。
「やだっ、某島さん。ダメです!」
さっきと違って、今度はじゅんクンのおチンチンを強く吸いこんだ。
俺みたいなのが、いくらじゅんクンに説明したって、一度じゅんクンの心にしみついてしまった「自分のおチンチンは変なカタチ」って思いを取り除けるはずはない。
だから俺は、じゅんクンのおチンチンをいっぱい気持ち良くして、「愛されるおチンチンなんだよ」と伝えるしかなかったんだ。
「某島さん…… ごめんなさい。僕、僕…… もぉダメです……」
俺のノドめがけて熱い粘液が届いた。
俺はそれをノドにチカラを入れて吸いとった。
じゅんクンのおチンチンが柔らかくなっても、俺は口の中にじゅんクンが吹き出した粘液を 自分の唾液におき換えてゆきながらくわえ続けた。
じゅんクンが顔をおおっていた両手をはなして、俺に聞いた。
「某島さん…… お兄ちゃんにも、これをしたこと あるんですか……」
俺は柔らかなおチンチンをくわえたまま、じゅんクンのおヘソのわきに、指先で「X」を書いた。
△
秋が深まったころ、俺は自分の部屋で某川クンと自作ゲームの「設定」をしていた。
ふと、某川クンが言った。
「このごろ、じゅんのヤツ とっかえひっかえ色んな女の子と交流してるんだよなぁ。」
「へぇ、そうなんだ。」
「それも、女の子の方から声をかけて来るらしいんだな。」
「へぇ、すごいね…… でも、じゅんクンやさしい顔してるもんね。」
俺はそれを聞きながら、嬉しかった。もしかしたらじゅんクンの心の中にあった「変なカタチ」なんて言う詰まりモノが取れて、じゅんクン本来の輝きがあらわれたのかな…… なんて思って。
「全く、アイツは」某川クンがぼやいた。「女の子、余りでいいから兄にまわせよ。」
ふふんっ、と俺は笑った。
いつかじゅんクンに、こう言わせてみたいって。
「やっぱり、某島さんに
なめてもらうのが 一番気持ちいいよ……」
【おしまい】