『お義母さん』は、いやっ!〜「妻奈緒と義母冨実」3〜-2
「どうしたの、お義母さん。うれしいの?、それとも悲しいの?」
「両方・・・・・・。だって、まさ君、何も連絡して来ないし、もう来ないのかと…」
「今、いるよ。抱きしめているよ、お義母さん」
「わかってる。うれしい。うれしいわ」
義母の顔を両手ではさみ、静かに唇を重ねた。
舌をからめようとする義母。私はわざと唇を離した。
「さあ、とにかくビールを1杯」
ソファに座ると、義母も体を密着させてビールを注いだ。
2杯、3杯。
義母は私の片方の腕をとり、私をじっと見上げている。
「ああ、そうだ、お義母さん。奈緒のこと。きょうはね、会社のお得意さんのゴルフコンペ、ってことにしてあるんです。私が今回幹事なんで、1日早く岡山のゴルフ場へいって、打ち合わせとか、夜の宴会の手配とかする、って言ってるんです。だから日曜日まで大丈夫。奈緒も、いまちょうどグループの作品展やってて、日曜まで会場の当番らしくて、ちょうどよかった、って言ってました」
「奈緒のこと言わないで!。『お義母さん』もイヤ」
「ふ〜ん・・・・いいよ。でも、何て呼ぶ?。冨実?、冨実ちゃん?。冨実にしようか!?」
義母はコクンとうなずき、しがみついて来た。
「冨実、そのかわり僕のことも『まさ君』って呼ばないでくれる?」
「何て呼ぶの?」
「何て呼びたい?」
話しながら、指で義母の頬を、首筋を、唇を、耳を撫で続けた。
義母は何度も足を組み替えながら、太ももの付け根をギュッと締め付ける仕草を繰り返す。
きっと感じているのだ。
すでにあそこは濡れているに違いない。
それでも私は手を下へは回さなかった。
うんと焦らして、義母を狂うくらい乱れさせたかったのだ。
「あなた、でいい?。あなた、って呼びたい」
「いいよ、冨実」
「あなた、お風呂入る?」
「もう少し後にしよ。そうだ、冨実。下着、はきかえてないだろうね」
「ええ、あなたがだめって言ったし。でも汚れてるの」
「いつからはいてるの?」
「きのうからよ。あなたが電話して来たあと、もっと汚れてるはず。見てないけど。なぜなの?、なぜはきかえたらだめなの?」
「冨実の匂いが好きなんだよ。冨実のあそこの匂い、好きなのっ!」
「あああっ、そうだ、あなた、この前、私のパンツ持って帰ってない?。持って帰ったでしょ」
「はは、バレた?」
「だって、なくなってたんだもの。どうしたの?」
「お風呂に入ったときみつけて、汚れてるところ匂ったらすごく興奮して、思わずズボンのポケットに、ね!」
「まあ、奈緒に見つかったらどうするのよ」
「大丈夫。きょう、持って来たから。ずっと鍵のかかる引き出しにしまっていたよ。それより、僕が電話してからもっと汚れてるって、どうして?」
「いや、バカね。わかるでしょ」
「わからないよ」
「うそ、いじわる。わかってるくせに」
「待ちきれなかったの?。早くしてほしくて濡らしていたの?」
「あなたったら、意地悪っ。イヤ、いやよ、ねえ、あなたぁ」
身を乗り出すようにして、義母が抱きついて来た。
「ねえ、お風呂、入りましょ。一緒でいいわ、恥ずかしいけど」
「まだいいよ。先に布団、敷いとこか」
「もうお二階に敷いてあるわ」
「わっ、準備万端で冨実ちゃん、待ってたんだ」
「意地悪ね、本当に。ね、お願い、お風呂、早くぅっ!」
「まだだよ。汚れて臭くなってる冨実のあそこ、僕が口できれいにしてあげるから。お風呂はいっぱい愛し合った後で」