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亜美
【SM 官能小説】

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亜美-25

 それから移動してあらゆる角度から撮影した。女の姿は丁度、今正にプールに飛び込もうとするかのようなポーズになっており、垂直に垂れた乳房の形と言い、くびれたウェストといい、そこから続く豊かな尻のふくらみ、腿の長さと形、白い足の裏、繊細なアキレス腱、何処をとっても非の打ち所がない程美しい。浣腸されている肛門の部分の拡大写真も撮った。トドの肛門は気持ち悪くてチラッと見ただけだが、浣腸のやりすぎかアナルセックスのせいなのか、醜く膨れ上がっていた。しかし、隷女亜美の肛門はバラの蕾と形容したくなるほど美しい。
 ずっと後ろ向きのポーズばかりなので股間の入れ墨をまだ撮影していなかったことに気付き、下からしゃがみ込んでその部分を撮ったりもしたが、後でもっと見やすい格好の時にその部分を改めて撮りたいと思った。
 男は誠司が何処を撮っても厭な顔ひとつしない。但し、男の顔は絶対に撮らないようにと言う注文だったので、そちらにはカメラを向けたりしないように気を付けていた。浣腸は側で見たから目盛りで分かったが、1回で200cc入るものであった。これを5回もやったから丁度1リットル入れたことになる。入れているのは何か白い液体であった。5回の浣腸が終わると男は数珠のような物を取りだして少しずつ女の肛門に入れていった。丸い玉を1個ずつ押し込むように入れている。長さは20センチくらいあったが、全部入れると指を引っかけるのに都合の良いような輪だけが肛門の外に出ていた。誠司がそれを近くから撮影すると男が「これをゆっくりと引いてやって下さい」と言う。そして男は脇に廻って女の顔を持ち上げ、キスを始めた。
 誠司はうんこまみれになった石井の話を聞いていたから、出来るだけ脇に移動し、腕を伸ばしてそろそろと数珠を引っ張った。玉が1個出るたびに肛門が開き、玉が出終わるとまるで生き物のように肛門がすぼまる。数珠の玉は先に行くに従って大きくなっており、最後の1番大きな玉を引き抜くと同時に白い液体がピューと音を立てるような勢いで吹き出した。十分に離れていたからかかりはしないが慌てて飛び退いた。それからハッとしてカメラを手放していることに気付いた。しかしちゃんと礼子がカメラを構えて撮っていた。1番肝心な部分を撮れなかったというのでは馬鹿みたいな話だからホッとした。同時に礼子に感謝し、大きな借りが出来たような気がした。
 白い液体は驚くほど遠くまで飛んでいき、辺り一面に白い液体が飛び散ったが、匂いは余りしなかった。いや、やはりかすかに大便の匂いはするのだが、この美しい女性の体から出てきた匂いなのだと思うとむしろかぐわしいもののようにさえ感じた。排泄し終えた女の体は小刻みに震えており、多分絶頂に達しているのだろう。礼子がカメラをよこすので誠司は白い滴の垂れている女の股間に近づいて撮影した。ふと気が付くと部屋の隅に口を開いた牛乳のパックが置いてあり、女に浣腸したのは牛乳だったのかと思った。汚れた床はどうするのかと思っていたら男は伸び縮みするモップを持参してきており、これで掃除し始めた。腰が悪いから屈んで掃除することは出来ないのだろう。手伝ってやるべきなのか迷っていると「済みませんがベッドに運んでやってくれますか?」と言う。
 女は精根尽きたようにぐったりしていた。肘の辺りを縛っているベルトを外してやると今度は失神まではしていないので誠司の首に抱きついてきた。背中と膝の裏に手を回して抱き上げるとベッドに運んだ。降ろすときにそっと降ろしたつもりなのに女が痛そうに呻いたので、思わず「済みません」と言った。言ってから後で、ムチで打たれて腫れ上がった尻から降ろしたので痛かったのだなと気が付いた。それでもう1度「気が利かなくて済みません」と言った。
 男が何か言ったので振り向くと誠司に話しかけたのではなかった。驚いたことに礼子が既に裸になっていて、男とこれからプレイを始める様子なのである。礼子は今まで隷女亜美が乗っていた台に座ろうとしているところだった。背もたれは既に起こされていて、見ていると脚を拡げて座り、男がそれを縛りだした。礼子の裸を見たのは初めてだったがモデルのように美しく見え、亜美に全く負けていない。亜美よりも大柄で健康そうな体だった。思わず見とれていると下から亜美が手を伸ばしてきて誠司をベッドに引き込んだ。誠司はまだ服を着たまま亜美の体の上に倒れ込んだが、亜美がいいのよ任せなさいというような顔で脱がせている。覚悟が出来ていなかったのでどうしようか迷っていたが、相談すべき礼子は既にプレイを始めてしまっているし、困った。
 すると亜美が
 「どうしたの? 子供みたいに困った顔して」
 「あっ、いえ」
 「ほら、こんなに固く立っているじゃない」
 「あっ、ちょっとそんな所困ります」
 「困る事ないわ。私のことも貴方の恋人だと思って好きにして頂戴」
 「はあ。あの」
 「何?」
 「背中が痛くないですか?」
 「痛いわ」
 「そうでしょう。良かったら僕が下になりますから」
 「え? そうね、それじゃそうして貰おうかしら」



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