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愛のレイプ・セラピー
【レイプ 官能小説】

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愛のレイプ・セラピー-3

3.
「気の利いたバーにでも誘おうと思ったんだけれど、あまり人に会いたくないって言っていたから、カクテルの出前に来たよ」

 翌日の夜、健二は手提げをぶら下げて、亜矢子を訪ねた。

 片面がキッチンになったその部屋は、カウンターを境にして居間になっている。
 隅にテレビセット、その前にコーヒーテーブル、テーブルを囲んで3人がけソファと椅子が2脚並んでいる。テーブルの真ん中には、赤いバラの花瓶が。
 (誰かのお見舞いか?自分で買ったのか?どうして俺は気が利かないんだろう)

「氷あるかな?」
 健二は手提げから取り出したラム酒のビン、カクテルグラス2個、ライム、透明な液体の入った小瓶、シェーカーをカウンター並べると、亜矢子に声をかけた。

「ええ」

 カウンターの向かいの高椅子に腰掛けた亜矢子は、器用にシェーカーを振る健二の手元を見つめる。

「へえー、健二さんにそんな特技があるなんて知らなかったわ」
「特技って程のモンじゃないよ、ラム酒を使ったダイキリって言うカクテルでね、誰でも名前くらいは知ってるもんだ」

 亜矢子が、冷蔵庫を開けて、皿に盛ったチーズを出してきた。

「じゃまあぁ・・亜矢ちゃんの健康を願って・・・」

 グラスが重なるにつれ、亜矢子の口の滑りがよくなってきた。


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