樹理-9
「何してもいいわよ。良かったらこのネグリジェ貴方に着せて上げようか?」
「僕が着てもしょうがない。このデコボコが中にあるから触って気持ちいいんだ」
「本当におっぱいが好きねえ」
「うん。樹理は嫌いか?」
「さあ、自分の体だから好きとも嫌いとも思わない」
「そうか。こんないいおっぱい持ってるのに勿体無い話だ」
「こうやって寝るのは幸せでしょう? 透けたネグリジェ着た女のおっぱい揉みながら寝るのが1番の幸せだろうって言ってたじゃない」
「そんなこと言ったかな。でも確かに幸せだな、こりゃ」
「ネ? 此処にいれば毎日幸せになれるのよ」
「ふんふん」
「聞いてるの?」
「おっぱい吸ってもいいかな?」
「いいけどちょっと待って、脱ぐから」
「脱がなくてもいいよ。この上から吸うから」
「駄目よ。又ベトベトになっちゃうから。胸が開くようになってるネグリジェじゃないと駄目ね。早速明日買ってこよう」
「そうだな。明日一緒に買い物しよう」
「いいわね。貴方の服も少し買って上げる。そうすれば当面の間此処で暮らせるでしょ」
「いいよ、そんなこと」
「此処で暮らしたく無いの?」
「いや、暮らしたいけど自分で買うから」
「ああ、そんなのはいいわ。いずれにしても少しは貴方の着る服を用意しておかないとね。下着とか歯ブラシとか」
「そんなの要らない。このまま此処に住み着く訳にはいかないよ」
「それにしたっていつ来てもいいようにいろいろ用意しておかないと」
「そうか。そうだな。それじゃロープと浣腸とローソクとバイブを用意しておいてくれるかな」
「タオルなんかは私が沢山持ってるし、うちにいる時着る服は私のトレーナーでもいいし、他に何があるかな? あ、ヒゲソリがあるわね。それに貴方の煙草も少し買っておかないと」
「ロープと浣腸とローソクとバイブ」
「食べ物なんかは腐っちゃうから用意しても駄目ね。でもコンビーフは持つから少し買っておこう。貴方はサラミも好きだけど、あれは長持ちするのかしら? まあいいわ、あんまり古くなったら私が食べればいいんだし。私はあんまり好きじゃないんだけど」
「ロープと浣腸とローソクとバイブって言ってるだろ」
「SMセット一式ね」
「そうそう。それが1番大事だ」
「男を縛ったことなんて無いけど上手く縛れるかしら?」
「馬鹿。僕が樹理を縛るんだ」
「バイブはお尻に入れればいいのかしら。痔が悪いんじゃなかったの?」
「僕の尻に入れてどうすんだよ。全部樹理に使うんだ」
「さあ、もう寝ましょう」
「ああ」
翌日は昼頃になって起きると既に樹理は着替えて朝食の支度をしていた。ジーンズ生地のショートパンツに男物のような白いシャツを袖まくりして着、ボタンは止めずにお腹の辺りで前を結んでいるから臍が見える。 髪もポニーテールにしていていつも店で見るのとは全く印象が違う。