ないしょじゃないひみつ-3
パパは二本の指先で、ハハの股間を広げた。
薄茶色くつぼんだ、ハハの肛門が完全にあらわになった。
「キミならもう知ってるだろ。こっちの穴におチンチン入れるセックスもあることを。
ただ、ハハのここは処女だからな。優しくしてあげるんだぞ。」
祥一のおチンチンは、その一言で先が濡れはじめた。
ハハの身体に、まだパパが性を触れさせていない場所があったんだ。
祥一にためらいはなかった。膝でふとんの上を進んで、ハハのお尻めがけておチンチンを進めていった。
ハハはそんな祥一の姿を察して、声をあげた。
「パパ、祥一を止めて!
そんな…… お尻の穴になんてイヤ!」
しかし、パパは祥一に目で伝えた。
(ためらうんじゃない!)
祥一は止まらなかった。パパに本当の気持ちを伝えて、パパに愛されたんだ。
ハハにだって、自分の気持ちを伝えなければ 絶対に後悔することになる……
祥一がハハの肛門におチンチンの先を押し当てると、おチンチンはゆるやかに肛門の中に進みはじめた。
(す、すごい。ハハの中に入ってく……)
想像以上のチカラで祥一のおチンチンを圧迫し、熱く包むハハの肛門。
祥一は目の前が淡い緑色にギラギラして、両手が勝手に動いて空(くう)を切りはじめた。
(これが…… これがセックスなんだね。こんなに気持ちいいなんて…… ど…… どこかに連れていかれそう……)
そんな祥一の手を、何かがとらえた。
祥一はその温かさとチカラ加減に覚えがあった。
(パパだ…… パパの手だ……)
おチンチンの先が、身体全部をマヒさせるほどのくすぐったさに包まれ、自分をも見失っていた祥一を、パパの手がはっきりつなぎとめていてくれる。
祥一は淡い緑色におおわれた視野の中にいるパパに向けて叫んだ。
「パパ……パパ! 気持ちいいよ。ボク、どこかに行ってしまいそうだよ。 だから……、だからボクの手を、しっかり握っていてね!」
祥一の叫びに応えて、声が響いてきた。
「ウソよ…… ハハでしょ…… 祥一のおチンチン、今ハハの中にいるのに…… ズルいよ……」
【おしまい】