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YARIMAN GO
【OL/お姉さん 官能小説】

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ヤリマン・美香-1

「ん?まだ帰ってないのか…?」
大吾はあるマンションの前にいた。YARIMAN GOの画面を見るとヤリマンアイコンは表示されていなかった。しかしいつもアイコンが表示される訳ではない。大吾は10分待ってみたが、やはり現れる事はなかった。

「ちょっとブラついてみるか…」
大吾は一先ず駅周辺を歩きヤリマンチェックをする事にした。マンションから駅までそう遠くはない。スマホを片手に歩いて行った。
駅に到着しスマホを見る。
「意外とヤリマンっているもんだな…。」
早苗、遥、沙織など、ヤリマンアイコンが複数表示されていた。アイコンの動きを見ながらそれらのヤリマンを探して見た。どれがヤリマンか探すのも楽しい。
(すました顔して歩いてるけど、ヤリマンなんだもんなー。)
ヤリマンかそうではないかを識別できるYARIMAN GOはやはり素晴らしい、そう思った。

「ん??」
画面を見ていると美香のアイコンが現れた。どうやら電車で駅を降りようやく帰って来たようだ。
(来た!どこだ!?)
大吾は人混みの中、美香を探す。すると長髪を上品なブラウンに染めて白いコートを着た美香を発見した。大吾はさりげなく美香の方に近づき背後につけた。
(どこで捕獲するかな…、このままつけてったらただのストーカーだしな…)
捕獲場所を考えていると美香はコンビニに入った。大吾も中へと入る。
(あ、ビールか!あのヤリマン、この間は家呑みすんのにビール買いに行く途中にマサに捕獲されたんだったな!よし…)
大吾は早足で美香の背後についた。そして美香が冷蔵庫のビール棚の扉を開けよう取手を手で掴んだ瞬間、大吾は偶然を装ってわざと美香の手を握った。
「あ、ごめんなさい…!」
スッと手を引く。驚いて大吾の顔を見た美香。
「い、いいえ…♪」
美香の目を見て貰ったと思った。何故なら美香の目は大吾の顔を見てトキメキの反応を見せたからだ。大吾は顔には自信がある。自分の顔を見てトキメいた女の目を何度も見てきたし、そういう女は全てゲット出来た。誘えば必ずのってくる、そう確信した。

「ど、どうぞ。」
大吾は譲った。
「い、いえ、どうぞ。」
美香も譲って来た。
「ビールですか?お取りしましょうか?」
「え…?あ、はい…、すみません…」
美香は照れ臭そうに答えた。
(何を照れてんだよ、ヤリマンのくせに!)
大吾はそう思いながら言う。
「どれですか?マッポロのグロラベルですか?ギランの最高絞りですか??」
「あ、グロラベルを…」
「あ、俺と同じですね!」
「本当ですか?♪」
「はい♪美味いですよねー、グロラベル。」
「はい♪ンフッ」
会話する事にまんざらでもない様子の美香に大吾は一気に捕獲にかかる。
「もし良かったら一緒に飲みませんか?」
「え…?」
いきなりの誘いに戸惑う美香。しかしこういう事には慣れている大吾。そんな美香にサラリと言った。
「ハハハ、ナンパですよ♪」
嫌味なく笑う大吾に美香の顔が綻ぶ。
「ンフッ、正直なんですね♪」
「はい。ダメですか?」
美香はニコッと笑って言った。
「ウチ、来ますか?」
大吾は心の中でガッツポーズをする。
「はい♪じゃ、ナンパ成功って事で?」
「ですね♪ンフッ」
美香は意味ありげにニコッと笑う。大吾は5本のビールを持ちレジへ行き会計を済ませると美香と一緒にマンションへ向かう。


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