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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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昨晩のこと (3) 焦らされる妻-2

ゆきがいた。
来ていたはずのパジャマも下着も脱ぎ捨て一糸まとわぬ姿。
敷いたばかりの白く清潔な布団の上で四つん這いになり、丸くむっちりした尻を突き出している。
乱れた髪の毛が、形のよいおでこに汗でべったりと張り付く。
柔らかそうな二つの乳房が垂れ下がり、先端にはぷるんと揺れる薄茶色の突起。
滑らかな腰のくびれから尻、ふとももにかけての曲線。突き出した股間から黒々した陰毛が覗く。

その陰毛をこすりあげるようにZがペニスの先端を押し付けていた。
はじめて直接目にする、他人と性行為をしているゆき。
今までかたくなに見るのを拒まれていたが今回は不可抗力……そう自分に言い訳する。
汗だくで紅潮した顔が悩ましげに歪む。客観的に見てもいい女だと思う。
股間からクチュクチュニチャニチャと女性器と男性器がこすれるいやらしい音がする。
身を捩る妻。
まだ挿入しないようだ。焦らされている。
何度も何度も擦り付けられそのたびに切ないため息を漏らし快楽の声をあげる妻。
振り向いて尻を揺らしそれとなく挿入を促す。
清楚な人妻にできる精いっぱいのエッチなおねだり。
それでも挿入してもらえない。

それにしても慌てて布団を敷きにきただけのはずのゆきがいったいなぜこんなことになったのか。
あとで聞いても、確かにゆきはすぐに出ていこうとしたのだという。
Zも襲ってこないし布団を敷きながら軽く世間話をしておやすみをして出ていこうとしたそのときのことである。



「おやすみー」「おやすみ、ゆきさん」
和室から出て襖を閉めようと振り向いたところで、例のおちんちんくん改め「マイペロちゃん」がゆきに話しかける。
「ゆきさん、ありがとう!」
いつのまにかペニスをむき出しにして座っているZに思わず吹き出すゆき。
「ちょっと!Zくんなにやってるの!」
ゆきを無視して小芝居を続けるZ。
「とっても気持ちよさそうなお布団だね」
「あらマイペロちゃん、どういたしまして」
笑いながらもなんとなくZのペースにつきあってあげるゆき。
縮こまっていたペニスが少し可愛いと思ってしまったのだそうだ。
「ちょっと僕と遊んでかない?」
「遊んでかないよ?」
「さみしいな」
「ごめんね」
「じゃあせめていいこいいこして?」
「もう、しょうがないな」
そう言われて素直に撫でてあげるゆきもゆきだが、Zのペニスを触って撫でてあげたらしい。
同じ布団に並んですわるゆきとZ。白く細い指をどす黒い塊に添えて優しく包み込む。
「ありがとう。しばらくそうしてて欲しいな」
「ちょっとだけだからね」
ゆきの愛撫をうけてみるみる大きくなり硬さを取り戻すZのペニス。
いつの間にかZとの距離は近づき完全に密着していた。
心臓のドキドキが伝わってしまいそうな距離。Zの顔が近い。ゆきを見つめている。
「ねえゆきさん、チューしたいな」
「だめだよ……」
Zの言葉なのか「マイペロちゃん」の言葉なのかもうわからない。緊張で喉がカラカラだ。
Zの手がゆきの股間に伸びる。パジャマの上からクリトリスのあたりをそっと刺激されてしまう。
「……だめだよ……あっ……」
言葉に力がこもらない。
次の瞬間Zに唇を奪われ、いとも簡単に押し倒されてしまった。

そのあとは早かった。
キスされクリトリスを刺激されパジャマもブラもショーツも剥ぎ取られてしまう。
声が漏れないよう毛布にもぐりこんで前戯をはじめる男女。
シャワーを浴びたばかりというのにすぐ汗だくになってしまう。
Zの巧みな愛撫であっという間に絶頂の淵まで連れて行かれるゆき。
が、風呂と同じようにあと一歩のところでイカせてもらえない。
そんなことを何度も繰り返した末に、ゆきの理性は完全に破壊されてしまう。
Zの「おちんちん欲しい?」のひとことに一も二も無く頷く。
「じゃあゆきさん、そこに四つん這いになってお尻を向けて」
自分の敷いた布団の上で素直に四つん這いになるゆき。むき出しの尻をZに向ける。
私が襖の隙間から最初に覗き見たのは、ちょうどこのときだった。



額や頬を伝う汗もそのままに丸い尻を突き出しZのペニスを待つ妻。
なかなか入れてもらえずついに、尻をくねらせはじめてしまう。
ゆっくり控えめに、ペニスの先端を求めて尻をゆらりゆらりと揺する。
その動きに合わせて乳房も揺れる。
「どうしたの?」
Zに意地悪く聞かれても答えない。
ペニスをあてがわれヌルヌル刺激されるとゆきも自分で尻を突き出し挿入を促すような仕草を見せる。

風呂でも布団でもさんざん焦らされ火照った38歳の人妻の身体。
おまけに夫の独りよがりで中途半端なセックスのせいで、欲求不満は最高潮に達していた。
今度こそ本物の快感を求めて自ら尻を男のペニスに押し付ける妻。
Zはうっかり入ってしまわないよう巧みによけながら、なおもクリトリスや割れ目に適度な刺激を与え続けた。
「入れないの……?」
たまらず聞いてしまうゆき。
「入れてほしいの?」
「ううん、別に……」
強がってはいるが尻はくねくねいやらしく動かしたままだ。
Zはゆきの女性器に固くなった先端を擦り付け、押し付ける。
与えられる刺激を最大限に感じ取るため尻を突き出してZの動きに応えるゆき。
ぬるぬるの花びらがめくれて膣の入口がぴったり塞がれる。ぐいぐいと押される。
夫のものとはまったく異なる圧迫感。
15年間忘れていた、そしてZとの度重なるセックスでもう完全に「思い出してしまった」感触。
限界が近い。
人妻として守るべき最後の一線がついに破られる。


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