互恥明永続-3
臣吾は跪いたまま、みなみのスウェットを下す。
「あぁはぁぁん」
嫌がるような素振りも見せず、お尻をクネクネとさせている。
足首までずり下ろされたスウェット。パンティー一枚の姿にさせられたみなみは、少し拒むように腰を引いた。
「ダメだよぉ」
カラダは拒むような仕草を見せているが、声は妙に艶っぽい。
艶めかしい声に触発された臣吾は、追いかけるように尻たぶに顔をくっつけ、パンティーの上から花びら部分を舌先で突いた。
「はぁひぃ」
生地の上からとはいえ、敏感な部分を刺激され、みなみは思わず声を上げてしまった。
舐められることへの抵抗は、段々と薄れてきてはいたのだが、下着の上からの行為は初めてだった。
直接舐められるよりも、むしろいやらしい行為のように感じた。
臣吾は、ゆっくりと立ち上がり、みなみを背中から抱きしめた。
直接的な性行為ではないが、心を刺激する温かみを感じるこの行為は、みなみの気持ちを昂めることになる。
きつく抱きしめた後は、うなじのあたりに唇をつける。
まだ少し生渇きの髪は、甘いシャンプーの香りがする。
「あぁっ」
臣吾の息遣いを肌で感じるみなみ。局部がじっとりと濡れてきているのを自覚した。
そのまま背後から、胸を揉みあげる。
耳を甘噛みしながら、両手で胸をまさぐる。
「はぁぁぅ」
みなみは、着衣のままカラダを弄ばれることに、異様に興奮を憶えた。
非日常だからか。直接裸体を見られることの方が、よっぽど恥ずかしいように思える。
みなみの上半身は、ロングのTシャツをそのまま着た状態で、後ろからおっぱいを揉まれており、下半身は、スウェットを足首まで下ろされ、パンティだけ。
今までに経験のない姿に、体中が火照ってきた。
「あんっぅぅぁ」
これまでよりも一つも二つも高いトーンの嬌声。
臣吾の指が、オマンコの中心部に触れた。
「あぁっっダメぇ」
カラダをまさぐられてまだ数分だというのに、そこはもうジュクジュクと淫汁が滴っていた。
カラダが反応している。ちょっと触られただけで、いやらしい汁が溢れかえっていることがバレてしまう。スケベな女だと、愛する夫に知られてしまう。
ここ何日かで、自分のスケベな部分。言い換えれば「女」の部分が、曝け出されてきた。自分でも気付いていない、「女」をまだまだ秘めているのだと、恥ずかしい気持でもいた。
すべて曝け出すと楽になるし、もっともっとSEXが楽しくなると、奈々子からアドバイスを受けたものの、まだまだひけらかすことに躊躇いがある。
以前に比べれば、前進はしているものの、手の平を返したように、あっけらかんと喘ぎ声を出すわけにもいかない。
そんなスケベな自分を、しっかりと受け入れてくれて、今まで以上に愛してくれている夫だから、信頼はしている。
でも、なかなか進めない。自分の恥ずかしい部分は、いくら愛する夫であっても、そうそうフルオープンにすることは難しい。
奈々子のアドバイスに対し、頭では理解していても、心が追い付いていない。
「あああっ」
それでもカラダは正直なもの。指で弄られれば、カラダは素直に反応してしまう。
立ったまま、左手でおっぱいを揉まれ、右手でオマンコをなぞられると、自分の意志とは別で、カラダが勝手にクネクネと動いてしまう。
「くぅふぅっ」
そっと触れただけなのに、ビクンビクンと反応し、カラダをくねらせるみなみ。もうそこは熱く、そして生地越しでもはっきりとわかるぐらいに湿っている。
臣吾は、指の腹で、強く押し付けるようにしごく。
「はあああぁぅん」
引けていた腰は、いつしか手による愛撫をもっともっととおねだりするように、みなみ自ら押し付けてきている。
臣吾は、手による愛撫もほどほどに、再び跪き、パンティに目をやった。
「ああぁぁぁん、見ちゃいやぁぁん」
そこは確実にシミが広がっていることは、火を見るより明らかだ。
臣吾の目の前には、やや濃い目のピンク色のパンティがあり、その中心部には、大きなシミを確認できた。
その淫靡な光景に、興奮のリミッターギリギリの臣吾は我慢できず、生地の上からその染み付いた中心部を舐めあげた。
「ああああっ」
下着越しでも、臣吾の舌の動きがはっきりとわかる。ヒダヒダを、ベロベロと丹念に舐め、突起の部分は舌先でチロチロとくすぐるように舐めている。その動き一つ一つが手に取るようにわかる。
どうして的確に恥点を攻めることができるのか。それほどまでに濡れがひどく、形がわかるくらいに透けているのだろうか。
そのことを想像すると、また興奮が増した。
「あああっぁっ、もうダメぇーー」
腰を浮かせ、臣吾の唇を下着から離した。
臣吾は、唇は離したが、今度はパンティをずり下ろした。
「ダメぇぇーーー」
みなみの声をよそに、一気に足首までパンティを引き下げられてしまった。
ずぶ濡れのオマンコは、粘ついた淫汁によってパンティにピッタリ張り付いていた。パンティを下ろした時には、粘度の高い淫汁がパンティとの間でネバネバとした糸を引いていた。
「ああぁんダメよぉ〜」
隠そうとするみなみの手を振りほどき、奥が見えるくらい左右に開いた。
「いやぁぁっ」
粘ついた淫汁は、今度は左右方向、ヒダヒダの間で糸を引いた。
風呂上りであるのに、そこから放たれる匂いは、もう牝臭を含んでいる。甘いボディソープの香りと交じり合い、淫靡な香りを漂わせていた。
ゆっくりと顔を近づける臣吾。
綺麗に洗った陰部でさえ、淫猥な匂いを発している。これが、数日間洗うことない状態で放置されれば、どのくらい獰猛な匂いが充満するのだろうか。
ご先祖様の言い伝えは、単なる性生活の潤滑油では済まないレベルのものであることを、あらためて理解せざるを得ない。