歳上の美しいセンズリネタ-1
俺は先月、21歳になったばかりでこれまで彼女がいた事もない。
バイト先のコンビニにくる神崎ホームの事務員が俺のセンズリネタになっている。
名前も年齢も知らないが毎日、昼食を買いに来るのだが肉付きのいい身体と清楚な感じのする顔立ちで恐らく30過ぎくらいだろう。
元々、俺は年下にはさほど興味がなく色気のある男を知り尽くした女が好みだ。
八月のある日、バイトを終えて帰ろうとした時、突然スコールのような夕立が降り出した。
コンビニには急いでビニール傘を買いに来る客が何人もいた。
俺はバイトが終わっていたので店先で空を見ながら雨が止むのを待っていた。
そこへずぶ濡れで駆け込んで来たのがあの女だった。
濡れた白いブラウスからはピンク色のブラジャーが透けて見え胸元をバックで隠すようにしていた。
その時 俺は彼女に「いらっしゃいませ」以外の言葉を初めて話した。
「あのー すみません 神崎ホームの方ですよね?」
「えっ? そうですけど」
「僕、ここのコンビニでバイトしてる者なんですよ 今、バイト終わって帰ろうとしてたところで」
と言うと俺に気づいたのか
「あっ、どうも 」
と会釈してきた。
その時はそれだけの会話で彼女はコンビニで傘を買って俺に軽く会釈をして帰っていった。その日以来、彼女と少しずつ会話ができるようになった。
それから半年以上過ぎた春の深夜、俺が駅の改札を出た時、タクシーを待つ行列の最後尾に彼女が並んでいるのを見つけた。
「こんばんは こんな時間まで仕事ですか?」
「あら?コンビニの宮本くん・・・」
「タクシーなかなか来ないでしょ? よかったら俺、家近いんで車で送りますよ 」
「でも 悪いわ 夜も遅いし」
「いいですよ ボロい軽自動車ですけど 送りますよ」
俺は躊躇する千里を半ば強引にふたりきりになるチャンスを得た。俺は慌てて車を取りに駆け足で帰った。
車で再び駅前のロータリーに着くと彼女は缶コーヒーを手に待っていた。
「ごめんね なんだか悪いわね 」
そう言って持っていた缶コーヒーをくれた。
「気にしなくていいですよ 」
「こないだ 雨の時私のこといやらしい目で見てたでしょ?」
「そ、そりゃ 男なら誰でもそうでしょ?」
「私みたいな おばさんに興味あるの?物好きな子ね」
そう笑いながら話し彼女の名前が上野千里であることと年齢が38歳でバツイチの独身だと教えてくれた。
だからといって特定の男がいないとは思えない。あれほどの女を放っておくはずがない。
「上野さん、彼氏とかっているんですか?」
「もう、私くらいのおばさんでバツイチともなるとなかなか相手にしてもらえないのよ 」
笑って話してたが真意のほどはわからなかった。
憧れのセンズリネタと話が出来て俺は有頂天で話したがあっという間にマンションに着いてしまった。
「今日は本当にありがとう 今度、何かお礼をしなきゃね」
「お礼?だったら今度俺と一度デートして下さいよ 」
少し調子に乗っていってみたが千里は
「本当に私でいいの?そんな事でいいのならお安い御用よ 」
「マジですか? だったら来週の日曜はダメですか?」
「ウフッ せっかちね わかったわ 」
そう言って千里とスマホの番号を交換して別れた。
その夜、俺は千里とのセックスを想像しながらいつものようにセンズリをし眠りについた。