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祭りの日の儀式
【若奥さん 官能小説】

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悦びの意味-1

「はぁぁぁっ」
 みなみにとっても、パンティーの上からされることは初めての経験だった。
 みなみ自身、クンニ自体が苦手だった。
 舐められるのが嫌なわけではないのだが、なにせ恥ずかしかった。いくら清潔を保とうと、入浴時に入念に洗ったとしても、排尿、排泄をしている部分である。カラダは感じても、理性がそれを認めたがらなかった。
 汚い部分を舐められていると。

 臣吾もなぜ自分がこんなことをしているかの説明が出来ない。
 無意識に、パンティーの上からむしゃぶりついている自分が信じられないくらいだった。
 二人の間に、何かが起きたのは間違いなかった。
 しかしそれは、これからの夫婦の性生活にとって、決して悪いことではない。むしろ、閉鎖的だった二人の性関係に、多大なる影響を及ぼす可能性が高い。
 みなみもその突然の行為に驚きは隠せないものの、自分自身の優等生的なSEXからの脱皮のチャンスと、先ほどまでのエロマダムたちとの会話を思い出し、勇気を奮い立たせ、自ら臣吾の頭を掴み、あそこを思いっきり押し付けた。
 ジュわっと、愛液が溢れるのが自分でもわかった。
 同じクンニリングスであっても、『してもらっている』のと『させている』のでは大きな違いがあることがよーくわかった。
 自分の恥ずかしい所。自分のいやらしい所を、みなみの意思で舐めさせている。入浴してきれいにしたとはいえ、多少の匂いはするだろう。S気質が強いとは思っていないけれど、いやらしい匂いが漂うそこを舐めさせている。そう思うだけで、淫らな汁が溢れ出していくのがわかる。

 ああ、わたしも本当はスケベな女だったんだ。みなみはそう自覚した。
 心のどこかで、スケベはいけないこと。恥ずかしいことと思う自分がいた。
 そんな、性に対する拒絶的な心理が働き、スケベマダムたちとの会話では、自然と壁を作っていたに違いない。
 みなみにしても、元々SEXに対してそれほど嫌悪感は無かった。むしろ興味があったと言ってもいい。しかし、女の自分からその欲求を夫にぶつけることは出来なかった。
 スケベな女に見られたくない。その一心が、本当の快楽への扉を閉ざしていた。
 結局、通り一辺倒のSEXであっても、それが当たり前なんだと、自分を納得させていたのかもしれない。
 だから、今日このタイミングで一つ殻を破れそうな雰囲気は、千載一遇のチャンスだと、みなみは自分を奮い立たせた。
 幸い、臣吾もノッている。もしかすると、臣吾も心のどこかで、生々しいSEXを求めていたのかもしれない。
 臣吾の性格上、なかなか思っていることを言いだせないことがあるのは、よくわかっている。
 ことSEXに関して言えば、普段のそれよりも更に口籠る傾向にあるのではないか。そう思うと、彼も性的嗜好を押し殺しているのかもしれない。
 SMとか痛いこととか、ハードなプレイは嫌だが、そうでなければある程度の行為を受け入れていいかもしれない。クンニされ快楽の入口に立ちながらも、頭の中でまだ見ぬ性の世界を妄想し始めていた。

 どれくらいクンニされているだろうか。いつもは淡白な夫が、飽きることなく舐め続けている。みなみも、いつもなら気持ちがいいながらも、くすぐったい感じが嫌で、適度なところで止めて欲しいと思っていた。
いつも、「いやっ・・・」と、身を捩じらせると、察した夫はそそくさと、唇を放していた。
 こんなに続けられるということは、舐めるのが好きだったのだろうか。そうだとしたら、今まで悪いことをしていたなと思った。
 今日は、好きなだけ舐めさせてあげよう。そう思い、手に力を込め、臣吾の頭を軽く掴み、自分の秘部を、更に強く擦り付けた。

 臣吾は興奮していた。
 今までに無いほど、メスの匂いを堪能しているからだ。
 そもそもクンニが嫌いなわけではなかったから、舐めることを厭わなかったけれど、みなみがあまり好きそうではなかったので、気を遣ってほどほどで止めていた。
 しかし、みなみがいつもよりも気持ちがノッているのか、自らアソコを押し付けてくる。
 臣吾は、これまでの鬱憤を晴らすかのように、激しくしつこく舐め続けた。鼻の周りに、みなみのいやらしい汁がべったりと付着していることにも気付くことなく・・・

 みなみは、クンニの快楽に浸っていた。しかし、慣れていないためか、絶頂へはなかなか到達できなかった。絶頂へ導くトリガーがまだわかっていないのだ。
 あーしてこーしてとリクエストを出すには、さすがにまだまだだが、これからもこのような性生活なら、そんなに遠くない日には、お互い自分がして欲しいこと、したいことを言える関係になるかもしれない。期待が膨らんだ。

 いつしかクンニが終了し、再び胸への愛撫が始まった。
 クンニ同様しつこいくらいに舐め回す。
 みなみは胸にコンプレックスを持っていた。
 今の時代、巨乳人口の方が圧倒的に多いのではないかと思うぐらい、大きな胸を持つ女性が多い。
 今日来ていたエロマダム達も、美也子を筆頭に、その多くが巨乳の持ち主だった。
 一方みなみは、Bカップがせいぜい。形こそ美乳と言われる形をしているが、迫力不足は否めない。
 夫が巨乳好きなのかどうかは定かではないけれど、不満を言われたことはない。
 中には、チッパイ好きもいるらしいので、そうであって欲しいようにも思う。

 みなみは再び勇気をふり絞り、自ら臣吾の股間を弄った。
 臣吾のそこは、既に雄々しくはちきれんばかりに膨張していた。
 そして、その鈴口はべったりと先走り汁が溢れ出していた。
 みなみは、しごこうとしていたその手を、根元に添え、唇を近づけて、ガマン汁を吸った。
 今までこんな行為をしてもらったことのない臣吾は、唖然としてしまった。
 みなみにこんなスケベな行為が出来たのか・・・・・・
 


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