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祭りの日の儀式
【若奥さん 官能小説】

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悦びの意味-2

 みなみに何が起きたのか。
 何がみなみのスケベスイッチをオンにしたのか。
 ある程度の察しはつく。多分、あのスケベ集団にほだされたからだろう。
 この街の人々は、性に対してあっけらかんとしている。特に女性の寛大さ、オープンさは、驚きと言ってもいい。
 小さい頃、この街で育った臣吾だから、何となくはそういう風潮があることを肌身で感じていた。学生時代から都会に出て、田舎のオープンな気質が特殊なんだと初めて気付き、自分たちの感覚で、他人に接してはいけないんだということを知った。
 こっちに戻ってきて、そのエロ気質が全く変わっていないことに、苦笑いしたものだったが、それでも、このエロさ加減には、時々呆れてしまうほど。
 今日の女子部隊も、その話で持ちきりだったのだろう。
 これまでも、そんな話が多いことは、みなみからも聞いていた。
 ただ、みなみ自身が行動を起こすほど、今日の話は強烈だったようだ。
 ある意味、ありがたい話でもあるのだが。

 臣吾も、みなみのノリを無駄にすることが無いよう、慣れないながらも期待に応えようと必死だった。
 チンポの先っぽに口を吸い付かせたまま、ゆっくりとみなみの髪を撫でた。
 ビビビビっと、カラダに電流が走ったかのような感覚をみなみは感じた。
 そして、この時初めて、髪の毛でも感じるんだということを知った。

 髪を優しく撫でられたみなみは、もう一段スケベのギアが上がった。
 口を大きく開け、思いっきり舌を伸ばし、ベロリと臣吾のチンポに絡ませた。
「はぁぅっ」
 久しぶりのフェラによる快楽。
 みなみからこのようなねっとりとしたフェラをされたのは初めてだった。久しぶりというのは、イタリアに修行に行っていた当時、情熱的なフェラをしてくれる彼女がいたからだ。
 当時の彼女が、激しいSEXが好きだったこともあり、みなみと付き合い始めた頃は、SEXに対して物足りないと感じていたのも確かだった。
 ただ、みなみの可憐さが、その激しい行為を上回るほど、いじらしい存在であったため、SEXへの不満はそれほどでもなかった。

 けれど、それが自分自身が無理やりそう納得させていたことだったと、臣吾は思った。
 やっぱり生々しくいやらしいSEXがしたかったのだ。押し殺していた自分に気付いた。
 だからといって、今この場で激しく官能的な性行為を繰り広げるには無理があった。永年染み付いてきたルーティンは、そうそう変えられないし、どんな行為をしていいのかわからなかった。
 そんな臣吾に比べて、みなみは本能のままに性を貪っているかのような豹変ぶりだった。これまで押し込めていた性へのネガティブな感情を、一気に吐き出しているかのようだ。
 昨晩までの、チュッチュッといったチンポへの口づけ中心のフェラチオだったものが、今はしっかりと雁首を加え、不器用ながらも首を上下に振り、さながらAV女優かの如く、口でピストンを繰り返している。
 まだまだ不器用ではあるものの、昨日までのそれとは天と地ほどの差があるように、臣吾は感じていた。
 
 みなみは、自分にこれほどのフェラが出来るとは思っていなかった。いや、本当は出来たのかもしれないが、しようとしていなかっただけなんだと自覚した。
 自分でも驚くくらい、今日は積極的だし、いやらしい女だとも思った。
 心なしか、夫のチンポがいつもよりも硬く反り返っているような気もした。自分の拙い口奉仕に感じてくれているんだと思うと、その口ピストンスピードは、より速くなる。
 ピストンに合わせ頬をすぼめると、ジュプ、ジュポッといやらしい音が発せられる。その音が、更にみなみのスケベ心を駆り立てる。
 このバキュームフェラは、奈々子が、泡水のお礼に教えてくれたことだった。夫婦間の性的心構えの他に、実技的な部分も伝授してくれていたのだった。

「こう、口をすぼめてね」
 そう言って奈々子は、自分の人差し指を口元に持っていき、疑似フェラチオで、みなみに指導してくれた。
「口の奥に入れていく時は、力を入れずに、引き抜く時に口をすぼめるの」
 奈々子は、まるで本物のチンポをしゃぶるかのように、指を口に含んだ。
「すぼめる時にちょっと力を込めるとね、ジュポジュポっていやらしい音が出るから試してみて」
 奈々子は実際に音を出して、本物のチンポをしゃぶるかのように、指を舐った。
「しゃぶる時は、上目遣いで旦那の目を見ながら、ニヤニヤするの。そうすると、旦那も喜ぶわよ」

 まだまだスムーズには出来ないけれど、必死になっている姿は、臣吾にも伝わった。それは、必死なだけではなく、淫らな女の姿も重なっている。
 みなみは、しゃぶることだけで精一杯だった。こんなやり方はしたこともなかったので、頭ではわかっていても、行動が追い付いてこない。上目遣いでなんて、奈々子には言われていたが、そこまでは出来ない。

 それでも臣吾は十分に感じていた。カラダも感じていたが、心も感じていた。可愛いだけのみなみが、スケベな熟妻にと変貌しつつある姿が、心を刺激している。
 チンポがいつも以上に硬くなっていることも自覚していた。このままだと、早い段階で射精に至ることになるだろうと感じていた。
 多少の我慢なら出来るが、射精をコントロールするほどの技量は持ち合わせていない。今日の興奮度合なら、2回戦も十分に可能であろうが、折角の密な交わりだから、濃い初発の射精は、2人目の子種になることの期待も込めつつ、みなみの中にたっぷりと注ぎたかった。

 みなみも、しゃぶっているうちに、早く自分の中に入ってきて欲しい気持ちがあふれてきた。
 我慢できない・・・なんて、本当かしらと訝しがってばかりいたが、実際に自分がそういう気持ちになって、熟エロ妻たちの言っていることが、嘘ではないことを実感した。


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