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少女歪愛記
【複数プレイ 官能小説】

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弟の友達と-2

ピンポーン。

家のインターホンが鳴る。
弟の友達が来たんだろう。
小学生の頃は本当に勝手に入ってきて好き放題遊んでたので少しは礼儀を知ったようだ。



「はいはい、どうぞ」

「お邪魔します!」

「お邪魔します」

「チエさん、今日もお美しいですね!」

「はい、ありがと」



崇が言っていた通り、来たのはいつもの3人。

最初に元気よく挨拶したのが中学に入ってから野球部に入り坊主頭になった西 聡くん。
運動部に入って先輩に厳しい躾られたのか礼儀正しくはなったんだが汗臭い。


普通に挨拶した眼鏡の少年は國武 勝仁くん。
3人の中では落ち着いた性格だが、友達内では言いたい事はしっかり言える。
ゲームが集まる友達内で一番上手い。


最後に挨拶よりもお世辞を言ってきたのが杉原 翔吾くん。
一番ふざけた事をして騒ぐ男子だけども本当に引かれたり相手を困らすと本人が一番困惑する…いわゆるヘタレ。


3人は小学生の低学年の頃から弟と遊んでる子たちなので凄く知った中。
親や親戚に呼ばれる『チエ』という相性呼びも許してるし、私としてはやかましい弟が増えたようなものだ。



「勝手にゲームとかやってて良いから。
私は一度部屋に戻るけど…変な事はしないでしょ?」

「はい!ありがとうございます!」



…聡くん、礼儀正しくなったのは良いけどやかましくなったなぁ。
まぁ元から男子4人集まれば凄くやかましいけども。



「良かったらたまにはチエさんも一緒に遊びましょうよ〜。
野郎ばかりだし、綺麗なチエさんがいると花があるし!」

「はい、ありがと。今日は最初から少し混ぜてもらう予定だよ。
スマブラとかやる時は呼んでね」



翔吾くんが提案し、私の返事におっしゃ!と喜びを素直に表現してくれる。
他の二人も喜んでくれてるのか大人しい勝仁くんも…。



「良かったらタカがくるまで遊びませんか?僕も久しぶりにチエさんと遊べるの嬉しいです」

「まぁ…ヒマしてるから良いけど」



タカというのは崇の事だ。
私と同じくタカも愛称で呼ばれてる。

それにしても勝仁くんからも誘われるとは思ってなかった。
意外とこの3人に好かれてるようで、好意を抱かれるのは嬉しい。

そう思ってるとスカートのポケットに入れていたスマホから音楽が鳴り響く。
取り出して相手を確認すると…雄太くんだ。



「ごめんね。彼氏から電話」

「「「え」」」



電話の内容は今から遊べないか、デートでもどう?って話し。
雄太くんは親戚の家に出かける予定だっけどもその親戚が風邪を引いたので急遽中止。

私の返事は…。



「えっと…ごめんね。私の方は予定入れちゃったの」



断りの返事。
予定と言っても弟やその友人と少し遊ぶくらいで基本的にヒマしているけど…。

今はちょっと心の準備ができていない。

雄太くんの事は好きだし、彼に問題があるというワケでもないけど…。
私が一方的に悪いのだけど、準備ができていない。



「…うん。ごめんね。また来週にデートしようね」



雄太くんは私が断りを入れた事に対して特に反応もせず、急に誘ってごめんねと言って電話を切った。
…私の方が色々とごめんねと言うべきなのに。


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