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青熟の車輪
【ロリ 官能小説】

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少女の見たカケラ-3

 「ねえ、湯船、浸かるよね?」
 「うん!入れて。」
 シャワーを片付け、優里菜ちゃんの右側に回り込んだ。左手を背中から左の腋の下へ。右手を両膝の裏へ。
 「待って。」
 「ん?」
 「鷹志さんも一緒に。」
 「は?」
 「支えて欲しいの、同じお風呂の中で。一緒に、温まって欲しいの。」
 僕は優里菜ちゃんを抱えかけていた腕を解いた。
 「分かった。ちょっと待ってて。」
 浴室を出て脱衣場で服を脱いだ。パンツは上手く処理しないといけない。それには、母にも姉さんにも見せられない汚れがたっぷり着いているから。
 「まるで中学生だな。」
 僕は苦笑した。
 洗面台でその部分だけをしっかり洗い、ドライヤーで乾かし、上下左右に布を引っ張って分からなくしてから、脱いだ服の一番下に捻じ込んだ。自分自身の汚れはティッシュで拭いた。
 「お待たせ。」
 僕は敢えて前を隠したりせずに自然な動作で浴室に入った。
 「髪、濡れたの?ドライヤーの音がしたよ。」
 そう言いながら、優里菜ちゃんはチラリと僕の股間に視線を投げた。
 「まあね。」
 シャワーを出し、一通り体を流した。股間は特に念入りに。まあ、大丈夫だとは思うけど。
 「さ、入るよ。」
 あらためて優里菜ちゃんをお姫様抱っこの形に抱き上げて湯船に入った。ゆっくりと降ろしていき、つま先を湯に浸けたところで訊いた。
 「熱くない?」
 「ううん、ちょうど気持ちいいよ。」
 「よし。」
 お尻から太腿、つま先からふくらはぎへとお湯に浸けてあげた。
 「ああ…。」
 浮力で軽くなったのを利用して膝裏に添えていた右腕を離し、優里菜ちゃんの後ろに回り込んだ。自分の尻を湯船の底に着けて膝を曲げ、そこに彼女を乗せて左腕をぐるりと巻き付けた。タンデム状態だ。これで水没させる心配はない。
 「気持ちいいね!男の人とお風呂に入ったの、久しぶりだし。」
 「そうか、僕も女の子とお風呂に入ったのは久しぶりだよ。」
 優里菜ちゃんが急に視線を水面に落とした。
 「…それ、大人の女の人?」
 「そうだよ?」
 「…。」
 俯いて口を閉じたと思ったら、急に振り返り、もたれかかってきた。
 「なに?どうしたの。」
 目の前にあどけない少女の顔がある。しかし、その瞳はしっとり濡れている。
 「何…」
 彼女の瞼が下りてきた。少しだけ開いた唇が、僕に迫って来る。湿り気で重くなった長い黒髪が、僕の胸を撫でた。
 「優里菜…。」
 右腕で彼女の頭を抱き寄せた。
 優里菜の瞼が完全に下りた。
 僕も目を閉じ、肩に乗せた少女の頭をそっと抱きしめた。


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