裸の旅団/戦場の娼婦-1
深紅のワンピース。それもかなり豪奢なもの。その裾が美しい指で捲り上げられている。
年の頃は10歳か11歳か。とにかくとんでもないロリだ。ゴクリ、と喉が鳴った。
ここは空軍の兵舎であり、女どころか子供なんてとんでもない。それがまるで幻のように目の前にその媚態を晒して居る。
とんでもなく幼いのにとんでもなく淫蕩。その三日月のような笑みからは美しい桜色の舌が覗き、シャルルの魂を鷲掴みにする。
まだ幼いのに、この妖艶さをどうやって伝えたらいいのか。早くもシャルルは上官に見つかったときの言い訳を考えて居る。
その肌はビロードのよう。首筋は華奢だけどすでに「女の色香」を放っている。それも壮絶なほど。言葉になんか出きやしない。その膝から太腿の付け根にいたる「絶対領域」をなんて表現すれば良いのだろう。あまりにも甘美。滴り落ちる果実のようだ。
見事なブロンドの髪に不釣り合いな灰色の瞳は奇妙にセクシー。とにかくその小さな立ち振る舞いは熟練の娼婦かそれ以上。シャルルの心の扉が音を立てて崩れ落ちてしまう。
しかもその少女はそのスカートを持ち上げ続け、ついに股間までを露わにする。
下着を、履いていないのだ。
シャルルが夢にまで見たつるつるのまっさらな股間。わずかな割れ目を除いて何もないビロードの肌。しかもそれがゆるゆると揺れている。まるであばずれの娼婦が男根を欲しがるみたいに、もの欲しげに小さくグラインドしている。それに合わせて顎を上げて下目遣いでその可愛らしい桜色の舌で唇を舐める。
シャルルは自分の股間が記憶にないほどに勃起するのを感じた。