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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第34話 『プライベート奴隷』-1

 絶対服従週間最終日、日曜。

 せっかく獲得した『他人を支配する権利』を行使するにしても、授業を通じて同期に命令する練習を経てこそ、自分独自に命令を下すことが出来る。 支配される中で掴んだ感覚を実践することにワクワクしない生徒などいない。 そもそも『支配』と『被支配』は表裏一体。 対極にあるように見えるのは錯覚だ。 正しく支配する者は能く支配されうるし、逆もまた然り。 

 絶対服従週間における月〜土曜日は、いわば入念な前振りに過ぎない。 本命は、2・3組生が同級生たる1組に貸し出される日曜日だ。 土曜の放課後に1組ではくじ引きがあった。 日曜日に誰をレンタルするか決める運命の籤(くじ)だ。 その場で誰を引いたか明らかにされ、目当ての同期を引いた生徒が歓声をあげる。 よく知らないコを引いた生徒は、クラスメイトに『どんなコなの?』と情報収集に余念がない。 どんな大人しい1組生徒であっても、最後の日曜に向けて様々な計画を立てるからだ。

 日曜日、9時10分前。 2・3組のCグループ生は、1組の『湿実寮』前に集合した。 首輪をつけ、お腹に大きく自分の番号を印字し、第2姿勢をとって今日の所有者を待つ。 願わくば自分が籤に洩れ、誰にも所有されないことを――せめて少しでも性格がマシな1組生に当たることを祈りつつ、ドキドキしながら立っていた。 ちなみに籤に外れた生徒たちもすぐに帰れるわけではない。 特定の所有者がない生徒たちには、寮監がたっぷり雑務を用意している。 とはいえマンツーマンで支配されることに比べれば、心身の疲弊は天と地だ。 2・3組生は例外なく『寮監の雑務』を希望していた。

 やがて1組生が現れて、手にしたリードを少女たちの首輪に繋ぐ。 リードを解放するまで、約7時間に渡る『絶対服従』の始まりだ。

「よろしくね♪ 仲良くしようね♪」

「……嘘ぉ」

 2番の首輪に笑顔でリードを繋いだのは、彼女が内心『アイツだけは嫌』と別格視していた50番だ。 学年成績1位、容姿端麗、俊敏瞬足、高身長で膣も綺麗で、肌は透けるように真っ白い少女。 2番は自分のスペックに自信をもっていたが、自分のクラスだと22番、他クラスだと彼女に一目置いている。 2番としては、自分より格下に責められるなら、鼻で笑って耐えてみせる自負があっただけに、想定外の展開だった。

「あ、あの……不束者ですが、よろしくお願いします」

「こ、こちらこそ、ええっと、その、今日一日ご奉仕させていただきますのでっ」

 22番にペコペコお辞儀しながらリードを繋ぐ、49番。 下手にでられて驚いた22番は彼女にしては珍しく、あたふた、へどもど、口上を述べた。 49番は、最初1組で集中的にイジメられて、そのせいで学園をリタイアしかけた経歴をもつ。 噂では1ヶ月ほど姿を見なかった間、措置入院中していたそうで、学外で再訓練を経て復帰したという。 そのせいだろうか、支配者の立場にいるというのに、彼女の腰の低さには取り繕うところが微塵もなかった。

「こんにちは。 貴方が29番さん? ふふっ……思った通り、綺麗な人」

「……ありがとうございます」

 膨れっ面のまま、29番は頭を下げた。 事前に『絶対服従』『最上級の敬語』が言明されているが、内心の不服さは隠せない。 29番には、もしも自分が予定通り競技に参加できていれば、2組が敗けなかった自信がある。 ゆえに服従すること自体に、未だに納得できていない。 そんな29番の顎を摘まむ55番は、29番の不服気な雰囲気に頓着せず、愛おしそうにリードを首輪につけるのだった。





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