投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

熱闘!全裸体育祭の最初へ 熱闘!全裸体育祭 90 熱闘!全裸体育祭 92 熱闘!全裸体育祭の最後へ

第32話 『ペナルティ授業、保健と情報』-1


 絶対服従週間5日目、金曜日。 保健室にて、9号教官――史性寮の寮監を勤める――と養護教員が、寮の健康管理について打ち合わせをしている。

「頼まれてた一式だけど――概ね用意できてるわよ。 グリスも50人分用意したし、何ならあと20人分くらい追加できるけど、このくらいで充分でしょう?」

「ありがたいですわ。 ファイバーカメラを35台用意して貰うだけでも無茶なのに、薬品まで快く引き受けてくださって」

「こういう時はお互いさまでしょう。 貴方だって、寮監に司書に、あげくには保健の授業もこなして、頼まれごとには弱い方じゃありませんか」

「ふふふ……半分くらいは、自分の趣味でもあるんですけどね……よいしょ」

 そういうと、9号は養護担当が用意した段ボールを持ち上げる。 察した養護教員がドアを開けると、外に3組生徒が5名待機していた。 

「1人1箱。 生物実験室にもっていって、机に1セットずつ配りなさい」

「はいっ」

「重いですよ。 借り物の精密機器だから、努々(ゆめゆめ)落とすことのないように」

「は、はいっ」

 しっかりと脇を締めて段ボールを持ち上げ、少女たちは去っていく。

「もう2時間目が始まりますね。 いってらっしゃい」

 生徒が廊下を曲がったところで、養護教員が9号に話しかけた。

「掃除の仕上げはあたしがします。 ざっと水洗いして、目立つ汚れだけ落としてくれればいいですから」

「そんな訳にいきませんわ。 徹底的に清掃してからお返しします」

「いえ、そうじゃなくて、学園正規の備品じゃないですから、色々微調整もあるんです。 どっちみち仕上げしなくちゃいけないんですから、ほぼほぼ綺麗にしたくらいで返してくれた方が、変に弄られるより助かるんですよ」

「……では、お言葉に甘えますね。 この御礼ですが、どこか別の折りをみて、お返しさせていただくわ」

「美味しいお店、期待してますよ♪」

「ふふっ……ではまた」

 笑顔で会釈し、保健室を去る9号。 次の時間は、正規の担当教員がペナルティで停職中なため、特別に彼女が担当することになった。 科目は『保健』、1・2組合同での『体内観察』を予定している。 自分が担当する寮のCグループ生を授業するのは、9号にとって久しぶりだ。 寮監として苛めるのと、教員として苛めるのとでは、自ずから趣が違ってくる。 1時間という短い時間ではあるが、せいぜい楽しませて貰うつもりだ。

 金曜1限、保健。 生物実験室はテーブルごとに電源があり、複数の電子機器を使用するには都合がいい。 前にたつのが9号で、いつもの授業担当でないことに対する反応は対照的だ。 1組生が目新しさから興味津々で注視する一方、口を結んで俯いたままの2組生。 こうでなくっちゃ、と9号は思う。 普段から寮生を『人間カーペット』にしたり『人間ソファ』にしたりしてイジメてきたのは、寒々しい視線ほど心地よく、自分に怯える少女こそが愛しいため。 『好きだからこそ意地悪したい』本性は、子供の専売特許ではない。

 4人掛けの実験机に1組が4人腰を下ろし、その後ろに2組生がきをつけの姿勢で控えている。 9号は生徒たちに話しかけた。

「さて、1組のみなさん。 眼の前にある箱、開けましょうか」

 ガサガサ、一斉にウレタン製の装丁を剥がす。 中から出てきたのは、直径2ミリ、糸と見紛うばかりに細い『胃内視鏡ファイバー』、いわゆる『胃カメラ』だった。 先端に小型カメラがついており、撮影した画像をモニターに無線で飛ばす。 ファイバーは、細くてしなやかな柔性に加え、力をきちんと伝える硬性を備えたスグレモノだ。 

「お分かりですね。 これを使って牝の体内を観察し、消化管を一気通貫するのね。 そうして彼方此方のチェックポイントをスケッチするのが今日の課題です。 挿入は鼻からスタートして、鼻孔を通過したら内側から歯茎の裏を覗きましょう。 ここがチェックポイント@です。 ちなみにポイントはIまで用意してありますから、お楽しみに♪」

 シン……。 さっきまで9号に感情が籠った瞳を向けていた1組生も、ニコニコしながらとんでもない設定を持ち出す9号を前にして、異星人を見る目に変わる。 俯く2組生を含め、教室の温度が一気に下がる。 けれど9号は上機嫌で説明を続けた。

「そのあとは、扁桃腺と喉マンコのアップをスケッチ。 これ、ポイントAですよぉ。 それから麻酔無しで気管にはいって、気道と食道の分かれ道で一度ファイバーを止めましょう。 肺胞へ続く気道のスケッチがポイントBです。 そこから先は、胃幽門、十二指腸膵液分泌腺、小腸幽門部、大腸噴門部、結腸腔、直腸腔、最後に内側から肛門括約筋と肛門の皺を観察スケッチでフィニッシュになるの。 喉から奥へいくと粘膜が平坦で観察するだけでも難しいから、どこに向けてファイバーを進めればいいか、その都度ごとに説明しますよ。 まずは自分でファイバーを動かしてみましょうか」

 9号が手にした胃カメラが、ウネウネと生き物のように身を捩った。 先端は自動で前に進み、後端の操作で向きをコントロールできるようになっている。 実にシンプルで直感に従った操作系ゆえに、素人でも簡単に体内奥深くまで送り込めるわけだ。 実際1組生たちは1分ばかりファイバーを触っただけで、およそ操作法をマスターした。 



熱闘!全裸体育祭の最初へ 熱闘!全裸体育祭 90 熱闘!全裸体育祭 92 熱闘!全裸体育祭の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前