美姉妹 凌辱 2-1
束の間の休息が暗転する。
日が暮れようとする頃、辺りを慎重に窺いながら車を松本は停車させた。
すべては打合せどおり。
松本を筆頭に仲間二人が車から降りる。用意しておいた木箱を玄関まで男らが運ぶ。
木箱のなかには拘束用の縄などが入っている。その木箱のなかに和奏を押し込んで連れさる算段だ。
市橋が松本の指示通り玄関のチャイムを鳴らす。リビングで寛いでいた穂花が立ち上がった。和奏もまた、リビングで寛いでいた。
穂花は「はーい」と声をあげ玄関に急いだ。
「お届けものです」
玄関のドアを開けた穂花は驚いた。
両手いっぱいの木箱に穂花は「お姉ちゃん」と呼んでいる。
「なに?」
和奏が穂花の声に玄関に向かっている。
少し離れたところにいた松本が不意をついて家の中に押入ると穂花の腹部を力任せに打ち上げた。
松本の背後にいた遠藤が打合せどおり動く。
その場に蹲った穂花を抱きかかえると和奏が異変に気づいた。
急いでその場から逃げ去ろうとする和奏の腕を松本は掴むと、力任せに和奏の頬を打ちつけた。
その場に倒れ込んだ和奏をうつ伏せにしたところで遠藤が和奏の腕に縄を通す。
「いや!」
和奏が無意識に声を押し出した。足をばたつかせ和奏は大声をだそうとしている。和奏の背後にいる穂花のもまた、市橋から手首に縄が無理やり通された。
松本は木箱のなかから口枷を取り出すと和奏のくちを塞ぐ。穂花のくちにも遠藤によって口枷が通された。
市橋と遠藤が拘束された穂花と和奏をリビングに抱きかかえ連れ出そうとしている。気丈にも和奏は激しい抵抗をみせる。穂花も抵抗を試みせているが和奏ほどではない。
凌辱を愉しんだら、犯す予定が逆になりそうだ。
最後の砦を貫いてしまえばいい。
リビングに押入った松本は閉まっているカーテンをさらにしっかりと閉めた。
お淑やかに見える和奏は思ったよりか気丈だが、そののほうがサディスティックを掻き立てられる。
リビングに投げ出された穂花と和奏は芋虫のようにその場に転がる。松本は和奏のチューリップスカートを勢いよくめくりあげるとショーツを引き裂くように力任せに脱がせた。