蓮の決意-1
「ねぇ、久々にSEXしない?」
眩いばかりの快晴の空、私と風馬君はいつものように仲良く登校しているが。
「…どうしたの?冒頭から。」
「いや、最近そういうのしてないかなーって。」
確かに巴ちゃんとの喧嘩や私に可愛い後輩が出来た事何かで色々と忙しくゆっくりと風馬君と過ごす事がなかった。
「ごめんねー、寂しい思いさせて。」
「それこっちの台詞だよー。」
ならば今度の休みにどこかへ出掛けようか。
ひたすら歩いているといつもの人気のない通りへ着き、彼がピタッと歩みを止め。
「どうしたの?」
「……。」
私に背を見せ、どこか全体的に力が入るように小刻みに震え。
「やっぱり、我慢出来ないよ。」
「え?」
すると彼は私の腕を掴み一気に顔を近づけ。
「ちょ!風馬君っ!?」
「いざ好機があるとなると欲情しちゃうな。」
「……。」
そういうと彼はそのまま顔を一気に近づけキスを迫る。
私も恋人同士の合意として瞳をゆっくり閉じ気温がやや低めな外から体を温める事に。
「うぉーーーーいっ!グッモーニング♪お二人さん。」
「っ!!」
静寂な空気を切り裂くようにバカでかい聞き覚えのある声が響き渡り、私と彼の久々の求愛行動を引き離され。
「と、巴ちゃん。」
「はぁー。」
「?どったの。」