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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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蓮の決意-2

「それでさー。」
「うんうんー、あーまた新作出たんだー。」

教室で、すっかり元の鞘に収まった若葉ちゃんと伊吹さん。

「ちぇ。」

親友と楽しそうに談笑する若葉ちゃんの笑みを目にしホッと胸を撫で下ろすも、後一歩の所を邪魔されたものでちと複雑だ…。

「はぁー。」
「はぁーー。」
「ん?」

するとこだまするように背後から同じ溜息が続いて聞こえてきて。

振り向くとそこには。

「一条、君。」
「……。」

視線の先は案の定彼の恋人伊吹さんだ。

「次、体育だからグラウンドに集合な!」

体育会系のジャージを身に纏った体育会系の男性教諭がクラスにそう呼びかける。

「…この前はごめん。」
「一条君…。」

それは僕と喧嘩したあの日を指していて。

「あれから、彼女と会話は?」
「ううん。」

戸惑う彼、僕と仲直りしてかつ少しアドバイスもしたからちょっとは…と思うが。

彼が首を横に振り、その期待は振り払われ。

「僕は…。」

何か言いかけるも次の授業に向けて教室を後にするクラスメートの話し声でかき消されて

「とりあえず一旦出よう。」
「……。」

返事はないが、更衣室へ向かう僕の後をつける事で良しとする。


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