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詩織を使って、昭和のテレビ番組を再現してみた。
【女性向け 官能小説】

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詩織、全裸をテレビにさらす。-2

10分ほどで“実験”は終了。

冷凍庫を出ると、すぐガウンを与えられ、熱いコーヒーを飲んだ。

撤収はあっけなく、すぐに移動となったが。ロケバスは局ではなく、病院に向かった。
まだ裸の仕事が残っているのだ。だから、私はガウン一枚のままだった。

本物の初老の医師は、私の裸を見ても顔色ひとつ変えない。
私も現役のヌードモデルだ。本当に恥ずかしくない。

暖房の利いた個人病院の診察室で、私は生まれたままの姿で診察されていた。
カメラに撮られながら。
――――――――――
若くて健康な女性とはいえ、裸体で異常な低温におかれたら心臓麻痺でも起こすかもしれない。
だから、事故防止のために入念な健康診断を行う必要があるという、もっともな理由で、私はふたたび全裸にされたわけだ。
――――――――――
もう、カラクリはバレているだろう。

すべてヤラセなのだ。

なにしろ、私は一度も体温を測られていない。
実験なんて、してないのだ。

安全な実験のための健康診断といいながら、本当の目的は――鮮明な裸の映像を残したい、それだけだ。

冷気にさいなまれる裸の美少女は、曇ったガラス越しでは撮れないことはわかっていた。
かといって、冷凍庫にカメラを入れると故障するかもしれない。

モデルのヌードを撮る理由として納得できるものを模索した結果が、いま私が受けている全裸の健康診断というわけだ。
順番は編集で入れ換えるのだ。
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