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真っ赤なリース
【スポーツ 官能小説】

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第4章 過信が生んだ落とし穴-2

小森の行方を気にする朱音。
「おい、俺が相手だ。よそ見すんなよ。へへへ」
ようやく犯罪者らしい顔を浮かべた澤田。朱音は叱責するかのような口調で澤田に言った。
「あんたがキャバ嬢狩りの犯人だったのね?」
澤田はそれがどうしたかと言わんばかりにフッと笑う。
「かもね?」
挑発には乗らない朱音。視線を据えて言った。
「わざと私にキャバ嬢狩りの情報を与えて捜査させて、スリルを味わう愉快犯ってトコかしら?」
「そんなトコかな?しっかし笑えたよな。お前は真面目に張り込みしてたが、他のトコ張り込んでた奴ら、全くやる気ねーんだもん。挙げ句の果てにちゃっかり風俗まで行ってたんだぜ?笑えるよな。」
「…」
恐らくそれは真実であろう。だから全く成果が上がらないのだと身内に怒りさえ覚えた。
「奴らが張り込んでる最中にもやったんだよ、キャバ嬢狩りを。いやー、スリルあったよ。車の中で居眠りこいてる刑事の前で堂々とやってやったよ。警察ってマヌケだよな。」
「みんながみんな、そうじゃないわ。」
「しかも夜の繁華街に女を1人で張り込ませるなんてさ、どうしようもないな、警察は」
「これは私が勝手にしてる事。勤務外だから警察は関係ないし。」
「へ〜…」
一瞬澤田が嬉しそうな顔を浮かべた瞬間、いきなり店舗の中に駆け込んだ。
「あ!待ちなさい!!」
朱音は慌てて後を追った。そして店舗の中に入った瞬間、ドアの横から澤田に突き飛ばされ転倒する朱音。その時ドアが閉められ鍵がかかる音が聞こえた。

「お前、非番かぁ…。じゃあ拳銃とかないんじゃん。丸腰刑事同然…、いや、ただの女だな!ヒヒヒ!」
装備のない朱音に気付いた澤田は何の恐さも感じていなかった。
「一回女刑事さんもレイプしてみたかったんだよ…。」
澤田は臆することなく床に倒れる朱音に襲い掛かる。
「キャッ!!」
強姦魔と対峙した事のない朱音は身の危険しか感じる事ができなかった。普段職務で男とバチバチやり合っている争いとはまた別の感覚だ。相手は理性のかけらもないであろう男だ。刑事としてではなく女としての危険を感じた。その証拠に体が動かなかった。

「こーゆーキチッとしたスーツもいいな。へへへ。」
澤田は朱音に馬乗りになりいきなりスカートごと股間に手を当ててグイグイ押し付けて来る。
「きゃあ!!」
指が性器部に当たり忌々しい快感を感じてしまう。
「難しい顔ばかりしてないでたまには楽しもうぜ?」
澤田の手がシャツを引き裂きボタンが弾け飛ぶ。
「おおっ!ネーチャン、着痩せすんだな!いいオッパイしてんじゃんかよ!」
澤田は黒のブラジャーをグッと下げ、露わになった朱音の美乳をグッと掴み揉み回す。
「い、や…!」
「へへへ、柔わらけぇ…。いい揉み心地だ…」
「ああん…」
慌ただしい手は直ぐに朱音の乳首を摘む。
「ああん…!」
ビクンと体を反応させる朱音。
「おっ!刑事さん、感じちゃった!?」
嬉しそうな顔をしながら乳首をグリグリと刺激していたその時、店舗入り口に人の気配を感じた澤田はスッと立ち上がり言った。
「最後まで出来なくて残念だが、刑事ったって結局は女だな。ククク、辞めちまえ、刑事なんか!」
馬鹿にするような表情を見せ澤田は裏口から逃走して行った。


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