オマケA純愛VS淫乱-3
「だって、真希がオナニーするときのオカズになるじゃないの」
「えっ?」
真奈美の言葉に、真希は一瞬考えた。
(潤くんのオチンチンを包んでた下着…)
「って、バカなの?そんなことするわけ…おわっ、ぬ、脱がなくていいって!交換なんてしないから!」
真希が真奈美を詰っている間に、潤は下着を交換するためにズボンを脱ぎ始めた。潤のイチモツは真希の下着の効果で、ギンギンに勃起していた。
「ゴキュリ…」
ポロリと出てきた肉棒を見た母娘は、生唾を飲み込んだ。
「はいこれ」
自分のモノを凝視している真希に向かって、潤は脱いだばかりの下着を差し出した。
「い、いらないって言ってるでしょ!早く穿きなさいよ!」
これ以上、生々しいモノを見ていたら、また、やりたくなりそうなので、真希は慌ててそっぽを向いた。
「真希、せっかく潤くんが言ってくれてるのに、本当にいらないの?」
真奈美が念を押した。
「なにが『せっかく』よ。何度もいわせないで!」
「あらそう。じゃあ潤くん、あたしの下着と交換しましょうか。あたしのオナニー用にしよっと」
湯船から上がった真奈美がにこやかに手を差し出した。
「なんだと―!」
真希は目を剥いて怒鳴った。
得てして、それまで価値を感じなかったはずなのに、他者が欲しがる姿を見ると、なぜか自分も欲しくなってしまうものだ。
数回やり取りを経た後、潤の下着を真奈美が手にすることに我慢できない真希は、結局自分の下着を差し出すはめになったのだ。
「あ、あたしは別に、こ、これで、し、したりしなからね」
真っ赤になった真希は、しどろもどろの状態で潤の下着を受け取った。
すると、またもや真奈美が畳み掛けるために口を挟んだ。
「あら困ったわ。このままじゃあ、潤くんがノーパンになっちゃうじゃない。うーん、仕方がないか。潤くん、家に帰るまでこれで我慢してくれる?」
真奈美は真希が帰宅後の風呂上がりに穿いていた下着を摘まんでヒラヒラさせた。
「やだ、それもあたしのじゃないの」
「じゃあ、お母さんのでいいかしら?」
真奈美は脱衣篭をゴソゴソして自分の汚れた下着を摘まんだ。
「やめて―!」
この後に続いた真奈美の説得によって、潤が穿いて帰る用に、真希は帰宅後の風呂上りに穿いていた下着まで差し出すことになったのだった。
「どうして2枚もあげないといけないのよ…」
どうしても納得のできない真希は嘆いた。
「だって、真希も1枚は自分のオリジナルな香りを潤くんに楽しんで欲しいでしょ」
「オ、オリジナルな香りっ!」
声を荒げた真希だったが、なんだかんだと言い含められ、最後には同意をするのだった。
「そ、そっちの汚れてる方は、に、に、匂いが飛ばないようにこのビニールに容れて…。で、こっちを穿いて帰って…」
最後にこのセリフを真希に言わせることに、成功した真奈美だった。
こうして潤は保管用と装着用に2枚の下着を手に入れた。
しかし、さすがに女性下着を穿いた姿を見られるのが恥ずかしい。潤は脱衣室の外でそれを穿くことにした。
「じゅ、潤くん、もう着替えた?」
「あ、ああ…」
小さな真希の下着を穿き終えると、なぜかこれまで以上にグンと力が漲るのを感じた潤は、自分の新たな性癖を感じて、うろたえ気味に応えた。
風呂から上がった特殊な状況のカップルだったが、真希の牽制によって淫らな雰囲気にならず、中学生のカップルらしく、明日は映画を観に行く約束をしていた。
「手は繋いでいいよ」
「キスは?」
「誕生日ならね」
「セックスは?」
「バカなの?プラトニックって意味わかる?」
女になった真希は強かった。その真希と1対1では、こんな風に潤は押されるがままだった。潤はこの状況を打破できる真奈美の登場を待ちかねていた。
その真奈美は元来長風呂で、もう一度湯船に浸かり直していた。しかし、それとは別に、真希の性格を理解した上での思惑もあったからだった。