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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第20話 『大玉運びに棒倒し』-4

 プログラム12番。 Aグループによる『背中渡り』

 南原にとって懐かしい響きだ。 『背中渡り』は、幼年学校時代に学年で一番背が低かった南原が(今は成人男子の平均身長を超えているが)、身体運動系で初めてスポットライトを浴びた競技だった。 なお、プログラムによればクラス単位で競う最後の競技とされている。 競技に参加する4名のうち3名が一列に並び、一番小柄な少女が列を外れた。

「本当なら『歩き役』のバランスが一番重要になるところ、『橋役』が3人となると『橋役』のローテーションが難しいでしょうね。 貴学園では『橋役』にも様々なレギュレーションがありそうですし。 そこの所はどうなんです?」

 南原は隣の教頭に水を向けた。 ズボン越し、椅子を勤める生徒会長の尻が微かに上下している。 

「規定はあります。 例えば仰る所の『歩き役』ですが、粘膜に接した部分のみ、足蹴にすることが認められています。 ゆえに『橋役』としては、粘膜が踏みやすい位置に来るよう、姿勢を工夫する必要があり、必然的にあのような恰好になりますわ」

 教頭が指差した先では、列を作る少女らが背中を反らして仰向けになり、両手両足で身体を支え、広げた股間を浮かせていた。

「……ブリッジ、ですか」

「はい。 地面に横たわってしまうと、踏まれた際の衝撃が緩和できません。 壊れてしまっては元も子もありませんから。 なので最低限クッション出来る程度には、腰を浮かすよう躾けています」

 股間を拡げたブリッジに対し、小柄な少女がピョンと跳ぶ。 『歩き役』たる少女が最初に乗ったのは、1人目が拡げた膣だった。 足蹴にされ、僅かにブリッジが沈むも、崩れることはない。 『歩き役』は膣、臍、両乳首の順に歩を進める。 最後はブリッジしたまま持ち上げた顔――中心にある唇と鼻――を躊躇なく踏み、次のブリッジにジャンプした。 足が離れた瞬間、ブリッジしていた少女は跳ね起きる。 そうして列の最後尾から最前列に駆けつけ、ブリッジを作って新たな『橋』に身をやつす。 『歩き役』の少女は速度を変えず、クラスメイトの顔や膣を踏みつけることも躊躇わず、順々と次の一歩を踏み出し続ける。 そうして次々にブリッジを構築しなおしながら、少女達は100メートル近い距離に見事橋を架けることに成功した。

「……見事なもんだ」

 南原は素直に感心した。 4人の動きはピッタリ息があっていて、誰か1人でも踏まれることを嫌がったり、逆に踏むことを躊躇ってしまえば、こうスムーズには進まなかっただろう。 結果的に感情を殺して振舞った方が、ゴールに要する時間は短い。 必然的に苦痛を味わう時間が短くなるわけで、少女たちの振舞いは理に適っている。

「どれくらい練習したら、こうも滑らかに動けるんです」

「さぁ……今年はあまり練習できなかったと聞いています。 2、3時間ではないでしょうか」

「え? たったの2時間ですか?」

「はい。 本学園では1人が複数の競技にエントリーしますから、1つの競技に掛けられる時間は、長くて6時間を超えませんわ」

「ほほう……そうですか……」

 教頭の答えに、南原は内心兜を脱ぐ。 どれだけ厳しく躾けていれば、たった2時間でここまで淡々と機械的に振舞うことが出来るのか? 具体的にイメージは出来ないけれど、並大抵でないのは確かだ。 南原に課せられた『体育祭を通じて、学園の生徒指導状況を監査する』という任務は、およそ答えが出つつある。 この学園に『不可』をつけてしまえば、『可』となる学園は一握り以下になる筈だ。 

 ただ、学園の評価が決まったとしても、仕事が終わるわけではない。 全体のレポートを作成するには、体育祭の最後まで見届ける必要がある。 『背中渡り』を終えて応援席に戻る少女を眺めながら、南原は、おそらくはオマンコだらけであろう次の競技に思いを馳せていた。


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