クリスマスにブレーキは無い-4
ベンチの上に寝そべって、袖で顔を押さえてるユリエさん。僕はユリエさんのスカートを軽くめくった。長年の重みから解放されたクリトリスが、だらりとワレメに垂れている。
僕は首を伸ばして、その長いクリトリスを舌で包んだ。
「もぉ…… ジュンヤ、何するのよ。 気持ち…… 気持ちいいじゃないの……」
「気持ちいいんですか…… よかった……」
僕はズボンをずらせて、ずっと固さをキープしていたおチンポをつまみ出すと、ユリエさんのワレメにこすりつけた。
「こら」ユリエさんは気づいたようだ。「きみ、私とセックスするつもりだな。」
「セックスしたいけど、」僕は言った。「ユリエさんの気持ちを優先しますから。」
ユリエさんは目をつぶって言った。
「私…… 私をさらった女に言われたの。『アンタは一生、キズモノの処女で生きることになるのよ。』って。キズモノで処女でなくなったら、どうなるんだろ。」
そんなこと言われたって、僕はもう止まらない。
もうさんざん見せつけられたセックスを、ユリエさんのワレメで確かめたくてしかたがなかった。
(ここに入れてたな……)
さっきセックスを撮影した記憶をたよりに、おチンポの先っぽをユリエさんの穴に当てて、ちょっと入れてみたとたん、
「や…… イヤっ……」
ユリエさんの声に、僕は動きが止まった。
「ごめんなさい…… 痛いの?」
僕が聞くとユリエさんは首を振った。
「違う…… 気持ちいいの。くすぐったいの。もっと入れてみて……」
僕は思いきって腰を進めた。
「ああんっ…… ダメだようっ…… 初めては痛いって言ってたのに……、こんなにくすぐったくて気持ち良かったら、もう何べんもセックスしてるみたいじゃない……」
「きっと、」僕は言った。「ユリエさん、あの錠をカチカチ回して、オナニーして…………。」
言葉は途中でさえぎられた。ユリエさんが僕をチカラいっぱい抱きしめてきたから。その瞬間、僕はユリエさんの中に射精してしまった。
…………
ワレメをティッシュでぬぐうユリエさんに、僕は頭を下げて、
「ごめんなさい。『装袋』をしていませんでした。」
と言った。ユリエさんは、
「かまわないわよ。私がルールだもん。」
なんて言うと、僕が持っていた錠を見た。
「それ…… またはめておこうかな?」
「え、せっかくはずれたのに?」
「だけど、何かなくなってしまうと頼りないのよ。……ジュンヤくんが、またはずしてくれるでしょ。」
ユリエさんも富豪の娘だから、考え方がわからない。
「そう言うけど、何かこれに変な仕掛けがあって、XMASのキーワードではずれなくなったら……」
僕はよほど心配性なようだ。ユリエさんは気にしてなかった。
「これがついていたって、ジュンヤくんは私を愛してくれるでしょ。」
【おしまい】