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富裕子女の宴
【学園物 官能小説】

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クリスマスにブレーキは無い-3


 ユリエさんの股間は、クリトリスが長く太く垂れていた。長く太くさせているのは、クリトリスにはめられた小さな錠だった。
 金属でできた錠は宝石のようにキラキラしている。よく見るとそれは錠を取り巻く四層の文字盤だった。くるくる回して番号を合わせて開くあの錠だ。

 「私が小学四年生の時、父親が変な女に手を出したの。その女と別れたあと、女が復讐に私をさらって、クリトリスにこんな錠を取りつけたの。」
 「これ、ここに穴をあけてつけたってことなの?」
 「そうよ…… 痛かったし、それからもずっと痛かった。錠の重みでクリトリスが伸びてきたから、ばんそうこうで身体につけないと歩けないほどだわ。」
 「ひどい…… はずせないの?」
 「試しまくったけど、よく見て。この文字盤、IとOをはぶいたAからZまで24のアルファベットで出来てるの。それを4つ合わせないと開かないようになってるの。」
 「何だよ、そのしかけ……でも、24の4乗だったら根気よく回してたら解錠できるんじゃないかな……」
 「その文字盤を回してみて……」

 僕は手を伸ばして、文字盤を回してみた。ひと文字ごとにカチッ、カチッと弾ける音がする。そのたびにユリエさんの身体がピクピク震える。
 「やめて…… 感じるの。その文字盤を回す音が伝わって 私を淫らな気持ちにさせるの。父親や母親は、手術ではずすことを考えたけど、親類たちが家の恥をさらすことになりかねないとか言って、許さなかったの。」
 「何だよ…… こんな立派な建物たてるチカラ持ってる癖して、ユリエさんに付けられた こんな変な錠をはずす手段ひとつ見つからないなんて、金持ちの考えてることはわからないよ!」

 僕はやけになって文字盤をカチカチむやみに回してしまった。
 「や、やめて…… そんなの ダメ……」
 ユリエさんが僕の上に倒れかかってきた。僕はスカートの中で、手さぐりに文字盤を回し続けていた。

 パチン! 

 僕の手の中で何かが跳ねとんだ音がした。
 僕がユリエさんのスカートから手を出すと、僕の指先に錠だけがくっついて出てきた。

 「今の…… なに?」
 「はずれた…… 錠が、はずれちゃった……」

 僕とユリエさんははずれた錠の文字盤を見た。文字盤の上に刻まれた矢印の下に、4つの文字が並んでいる。

 「X、M、A、S…………」

 「バカみたい……」ユリエさんが吐くように言った。「こんな、こんなわかりやすいキーワードで解錠できるなんて、思うわけないじゃないの! バカにしやがって、バカにしやがって……」


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