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富裕子女の宴
【学園物 官能小説】

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クリスマスにブレーキは無い-2


 パーティーが終わって、僕は一人後片付けをしていた。
 やはりどんな場にあっても、それなりに良い育ちのお坊ちゃんお嬢ちゃんだけある。
 みんないつの間にか、食べて飲んでセックスして出たゴミを、そこそこ分別してまとめていてくれた。
 だから後片付けはわりと楽だった。

 (あれ…… ?)僕は床の上に一枚の写真を見つけた。
 それはあの同級生の二人が、互いの性器に指を当てながら頬ずりしている、インスタント写真だった。
 (僕、こんなの撮っていたのかなぁ……)
 その写真は、あのパーティーの中で僕が抑えていた気持ちを猛らせてきた。
 僕はその写真を見つめながら、パンツの中でコチコチになっているおチンポを握った。
 (キレイだったなぁ…… あの二人のヌード。)

 「何してらっしゃるの?」
 僕の後ろから声が聞こえた。驚いて振り向くと、制服を着た同じ学年のユリエさんが立っていた。
 ユリエさんは、このパーティーの主催者だ。
 彼女の家もたいした富豪で、この『身体鍛練室』は、彼女の親の会社が建築→寄付したものだとか聞いた。
 そして、僕にボーイをやってほしいと言ってきたのもユリエさんなんだ……。

 「ごめんなさい。この写真見てたら、つい……」
 僕がユリエさんに写真を渡すと、ユリエさんはチラッとそれを見て僕に返した。
 「こんな写真忘れていくなんて、詰めが甘い女だこと。……それはあなたが持ってていいわ。あなたの口の固さはみんなの評判だから。」
 「そうですか……」僕は写真をポケットにしまった。(みんななんで僕にそんな評判たててるんだ?)と思いながら。
 ユリエさんが僕に寄りかかるように近づいてきた。
 「あなた、なんでみんながあなたをセックスに誘わなかったかわかる?」
 「それは、僕はボーイだし、それに……(僕は、みんなのように富豪の子女なんかじゃないし)」
 僕の言いだせない言葉を、ユリエさんはさえぎって言った。
 「私がみんなに命令したの。ジュンヤくんは私のものだから手を出さないようにって。」

 (えっ……)

 ユリエさんは僕の手をつかんで、シャワールームの片隅にあるベンチに連れていった。
 「ね、あなた。私が主催者なのにどうしてみんなといっしょにセックスしなかったと思う?」
 「……そりゃ、ユリエさんのお家の家訓か何かで……」
 僕が苦しまぎれにいうなればと、ユリエさんは腰を下ろした僕をまたぐようにベンチの上に立った。
 
 (え…… ええ〜っ!)

 僕の目の前でユリエさんはスカートをめくった。その下はパンティーをはいていなかった。だけど、僕はユリエさんの股間に、他の人にないものを見てしまった。

 「ユリエさん…… これ、どうなってるんですか?」
 
 


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