平古良 平九郎 物語 続編-3
「大興建設の斉藤副社長さんがお見えですよ。」
「こんにちは、斉藤です。薬学博物館竣工致しました。これから竣工引渡開館式を行います。会長様、順子様、順恵様
よろしくお願い致します。秋口民子理事長さん大島学長さんもお待ちしております。大興からは大森会長がテープカットに入らせて頂きます。」
「利根川会長様こんな立派な薬学博物館ご寄付有り難うございます。向学院秋口大学校薬学部の歴史に末永く残ると有り難く確信しております。」
「秋口民子理事長さんにおっしゃって頂き利根川は光栄です。良い卒業生が誕生したら利根川にも入社して下さい。」
「秋口は教育のプロとして学生を養成致しますので利根川様のご意向に添う人材の素養をお付け出来るものと自負しております。よろしくお願い致します。」
「竣工式に入りましょう。最後の仕事であります清掃を斉藤副社長が行います」
「次ぎは引き渡しです。大森会長より利根川様に大きなリボンの付いた鍵が渡されます。その鍵は秋口民子理事長に渡されます。
「次ぎは開館式です。ここで開館テープを切らせて頂きます。それでは、秋口理事長様、大島学長様、利根川会長様、順子様、順恵様、大森興之助会長、テープの前にお並び下さい。」
「今回は贈り側の利根川順恵様のご発声にてテープカットに入らせて頂きます。それでは順恵さま どーぞ」
「開館式に入ります。利根川会長様扉をお開け下さい。秋口民子理事長様、大島様、利根川会長様、順恵様、順子様、大興様どうぞお通り下さい。これから大島学長から、抗生物質の神様フレミング博士の研究論文のコピーと実証研究器具のレプリカ展示を前にして、私たちの沢山の命を救った抗生物質発見開発秘話の講演を10分程会館記念講演として行います。
ビデオにして、全学生にも見せます。
平古良平九郎様もどうぞお入り下さい。」
続編終わり