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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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初めての後輩-2

「はぁ…。」

シーンとする自室、そこで私は蓮とのツーショット写真のケータイの待ち受け画面に力ない瞳で見つめる。

その写真からが活気溢れる私と彼の顔が写っていた。

「蓮……。」

彼とは未だ口も聞いていない、そればかりか顔も合わせてすらいない。

「なんなのよ、もうっ!」

輝いて見えるこの写真が今は眩しすぎてうっとおしく見える。

「巴!久しぶりだな!」

何故か頭に浮かんだ黒崎の顔。

「……。」

不意に彼からバイト帰りに半ば強引に押し付けられた彼の連絡先の記したメモを引き出しからだし見つめる。




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