オマケ:【O−CLUB】創成期:日用品開発奇譚-5
「いらっしゃい。海が待ってるわ。1週間ぶりに優衣ちゃんに会えるって、楽しみにしてたのよ」
恵子が優衣の服を整えると、姫美が優衣を託児所に連れて行ってくれた。
姫美自身も、子供達と近親相姦することを夢見ていたが、それはまだまだ先のことだと思っていた。優衣の目覚めが、自分の思い描く近親相姦に悪影響になるかもしれないと、このときの姫美は考えてしまった。
後日、そのことを恵子に相談してみたところ、ちょうど恵子も同じことを考えていたようで、話は早かった。
「姫ちゃんの理想の家族計画は、基本的に家族だけで楽しみたいんでしょ」
どんなに激しい乱交のときでも、夫以外の男とは決して交わらない姫美の潔さに、恵子は敬服をしていた。家族が増えても、その姿勢を貫くと感じた恵子は、姫美にそれを確認した。
「実はそうなのよ…」
申し訳なさそうに答える姫美に、恵子は前向きな意見を伝えた。
「だったら、あなた達のセックスに自然と興味を持つまで、変に刺激をしない方がいいかもね。2人には【O−CLUB】のことは内緒にした方がよさそうね」
この恵子の薦めのまま、海と陸は託児所を変えて【O−CLUB】から距離を置くことになったのだ。
そして、この12年後、しっかりと卑猥なことに興味を持った海と陸は、こっそり覗いていた性行為真っ最中の両親に導かれ、姫美の思い描いた通りの家族の近親相姦の夢が叶ったのだ。しかしこれは別の話。(【松本家の卑猥な性教育】参照)
突然来なくなった2人に、初めは寂しがった優衣だったが、他に興味を惹かれることも出てきて、自然と記憶が薄れていった。また、海にもそれは言えた。
話は戻る。研究室には淫らな母娘が残った。
「ところでお母さん、今度は一体なにやってるの?」
恵子は優衣の涎の付いた割れ目をウエットティッシュで拭いながら、美弥子が没頭していたモノに目を移した。
「やだ、自転車じゃない!またこれやるつもりなの。危険だからって諦めてくれたんじゃなかったっけ?」
恵子はバラバラにされた自転車の部品を見ながら、少し怒りのこもった声で言った。
「だ、だって、やっぱり日用品にも手を広げないとダメだと思うのよ。【おまんこクラブ】が大きくなったんだから次のステップに進まないと。エログッズだけじゃ社会に貢献できないし…」
最近の美弥子は淫乱さが増すと共に、なぜか人類に対して貢献したいという意識が急速に芽生えてきていた。子宮の疼きと共にその思いが大きくなり、【O−CLUB】の存在意義が安価で安全な製品提供にあると意識するようになったのだ。
基本的に恵子もその意見に賛成していた。しかし、そのステップとして、安全面からみても自転車はなかった。
「だったら、違うモノにしなさいよ。自転車は絶対にダメだからね!」
恵子が反対するのも無理はなかった。それは1月ほど前のことだった。
―1月前の夜の研究室―
既に他のメンバーは退社していて、そこには美弥子と恵子の他にはアルバイト学生の幸樹だけだった。
幸樹は新司の甥で、この話より遡ること数年前、美弥子の淫らな導きによって、母親の瑞季に童貞を捧げていた。(淫乱家族D海水欲編【瞳の義妹・瑞季】参照)
「今度、これを製品化しようと思うんだけど、ちょっと試乗してみて」
ニコニコ顔の美弥子が示したのは、全体を薄いピンク色で構成された見た目に可愛い自転車だった。
「へ〜、なにをコッソリ作ってるのかと思ったら、自転車だったの。この可愛い自転車が【O−CLUB】が次のステップに上がる初号機ってわけね」
ここのところ、美弥子が日用品の製品化がしたいと言っていたため、恵子はこの自転車がそうだと思い込んだ。
「いいわ。ちょっと待ってね」
惠子は嬉しそうにそれに股がった。
恵子の体重が乗り、ノーパンの尻がサドルに押し付けられたが、自然と尻に重心が乗った状態は、普通の自転車の座り心地だった。
「見た目はお洒落だけど、普通の自転車とどう違うの?」
「うふふ、幸樹くん見て見て」
惠子の問いを無視して、美弥子は自転車に股がる恵子のミニスカートを捲り上げた。剥き出された割れ目が、サドルに密着しているのが見えた。