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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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第2の犠牲者-9

マギーは怒りを持ってそう発言する加奈子に言った。
「ところで前市長の梶原博之氏と小渕愛子氏は肉体関係にあった事実はあるんですか?」
「…、それは聞いた事ないですね…。」
「それだけ不特定多数の関係を持つ人なら、当然自分に一番利益をもたらす雇い主に体を捧げてる物だと思うんですけどね。」
加奈子は過去を振り返るような仕草で少し考えながら答えた。
「噂すらありませんでしたね…。実際目立たないとこではあったのかも知れませんが、私達にそう思わせる言動はなかったと思います。」
「そうなんだ…。うん、ありがとうございました。」
「では失礼します。」
加奈子は頭を下げて仕事に戻った。

それから何人かの女性所員に話を聞いたが、みんな加奈子と同じ内容の話であった。市長選における派閥争いに体を使われたことだけははっきりした。しかしマギーは何かが引っかかるような顔をしていた。
「どうしたの??」
「ん?いやね、体を使って市長に当選したり、もしかして他に汚い事をして選挙を勝ち抜いた佐川明子が恨みを買って罰されるのは分かるとして、同じ手段を使ったとしても負けた小渕愛子が同じく罰せられると言う事が、ね。しかも小渕愛子はただの秘書だし。結局負けて何の利益も受けてないんだから、普通ならザマミロで気は済むわよね?あの犯行声明の内容から考えれば体を使って票集めをしたと言うだけであんな仕打ちをするとは思えないのよね。となると小渕愛子は梶原が市長選に敗れはしたものの何かしらの利益を手にしたんじゃないかって。もしくは梶原を選挙で負けるよう秘密裏に動いていたとか。」
「えっ?秘書なのに??」
「考え方を変えるのよ。小渕愛子は梶原の為に働いていたのではなく、梶原を市長から落選させる為に働いていたとしたら?」
「え!?でも何のメリットがあるの?だって梶原が落選すると言う事は憎き永遠のライバルの佐川明子が市長になると言う事でしょ?嫌いな相手に花を持たせる意味ないじゃん。」
そう言った華英にマギーは自信ありげな表情をしてニコッと笑いながら言った。
「佐川明子と小渕愛子。実は大の親友だったとしたら?」
「えっ!?」
意外すぎる言葉に華英は驚いた。今までの聞き込みからは2人の関係は水と油であると言う話しか出て来なかったから驚くのも仕方ない。どこからそのような考えが出て来るのか分からなかった。


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