オマケ【乱交のあとに】-5
3人の中から1人の【男】が前に出て、ドアノブに手を掛けた。晃が帰ってきたときに、鍵はかけていなかったため、扉はすんなりと開いた。
「居てる?」
中を伺う【男】の背中に【女】が聞くと、【男】は神妙な表情で頷いた。
「入るぞ」
開かれた扉から3人は恐る恐る中に入っていった。
「いやああああん、やあああああん」
廊下の突き当たり、居間に続く扉越しに、女達の喘ぎ声が大きく聞こえてきた。一瞬ドキリとした【男】だったが、意を決して扉を開いて、中の様子を覗き込んだ。
「うっ、やっぱり…」
優衣達の痴態を見た【男】は、息を飲んで固まった。固まる【男】の背中が邪魔をして、後の2人には中の様子を見られなかった。
「なに固まってるんよ。ちょっと退いて」
最後尾に続いた【少女】がもどかしげに言うと、【男】と【女】を押し退けて勢いよく居間に飛び込んだ。そして、中に居た優衣達を見て驚きの声を上げた。
「うっわ、やっぱり居てたー!」
「なんや?」
聞き覚えのある【少女】の声に振り向いた晃は、【少女】の姿に驚いた。
「ゲーーーッ!」
驚きの声を上げた晃は、瞬時に直前までイタズラをしていた自分の娘に顔を戻した。
「ゆ、優衣が2人…」
「あ、あたしだけちゃう!お父さんとお母さんもや!」
優衣が居間に入ってきた残りの2人を見て目を見開いた。
絶頂を迎えたばかりで、恍惚の世界に浸る愛奈だけは、この状況を理解しきれてなかった。
優衣は驚きつつも、自分を珍し気に見詰める【少女】に声をかけた。
「も、もしかして、【コッチの世界】のあたし?」
聡明な優衣は瞬時に状況を理解していた。
「そう。ホンで、あなたは【アッチの世界】のあたしやんな。えーと、初めまして。で、ええんかな」
現れた【少女】は、優衣より落ち着いた様子で確信を持って言い切った。
「ちょっと待て、どういうことなんや?」
2人の優衣を交互に見比べながら、晃が聞いた。
「オレらは【アッチの世界】から戻ってきたんや」
晃の疑問に【男】が答えると、ようやく絶頂から立ち直った愛奈の視線が、晃と【男】を交互に移り、その目が見る見る内に大きく見開かれた。
「ひえ――――っ!」
愛奈は驚きの声を上げると、白目を向いて後ろにひっくり返った。大きく開かれたままの愛奈の淫部には、大人のオモチャが挿入されたままだった。
「きゃっ、お母さん!」
優衣が悲鳴を上げて愛奈に飛び付いたが、愛奈がセックスの最中に、よく失神をすることを知る者達は冷静だった。
「うへ〜、お母さん、また失神してもうた」
【少女】はそう言いながらも、ぐったりとした愛奈の女体に手を差し伸べた。
「ほほう、クリの横の黒子は【愛奈】のココと同じやな」
【男】は【女】のスカートを捲り上げると、【女】阿吽の呼吸でノーパンの足を開いた。【男】は現れた【女】のその部分を撫で回した。
「はあん」
【女】は自分と瓜二つの愛奈に関心を向けつつも、快感に腰をくねらせた。
そして晃は気になる【女】のその部分を下から覗き込んでいた。晃の視線を感じた【女】は晃が見やすいように、片足を上げてそれに応えた。
「ホ、ホンマに同じ位置にある…」