第四話:私、サキュバスになっちゃった-5
「グゥゥゥ」
パパは苦しそうに両足を動かしますが、オークからは逃れられませんでした。
「この野郎、ふざけたまねしやがって!」
「ガハッ・・・」
「「キャァァァ!」」
オークは、パパの身体をそのまま床に叩きつけました。鈍い音が聞こえ。パパは思わず叫びながら床を転がり、私とママは思わず悲鳴を上げました。更にオークは、パパの顔を、大きな右足で踏みつけ、まるで潰そうとするかのようで、ママと私は、慌ててオークの足に縋りつきました。
「止めて!止めて頂戴!!」
「パパに酷い事しないで!」
オークは、私達をジロリと見つめると、右手でママの身体を、左手で私の身体を無理やり抱き起し、呻きながらも立ち上がろうとするパパに見せつけるかのように、オークの巨大な手が、私とママの胸を、お尻を、そしてアソコを、執拗に私とママの身体を弄り出しました。
「「アッ、アッ、イヤァァ・・・ンンッ、ハァハァ」」
「や、止めろぉ!」
パパは、悶える私達を助けようと何度も立ち上がろうとしますが、その都度オークに蹴り飛ばされ、立ち上がる事が出来ませんでした。オークは、パパの顔に唾を吐き、
「俺の性を吸い付くすだぁ?その前に、テメェの目の前で、妻と娘が俺の性奴隷になる瞬間を・・・見せてやるよぉぉ!」
オークは、魔花に吸われ続けるオチンチンをものともせず、パパの目の前でママのアソコを広げました。ママは、涙ながらにパパに必死に右手を伸ばし、
「アァァ!?ダーリン・・・ダーリィィィン!」
「ハ二ー!?止めろぉぉぉ!!」
ママの涙が床に零れ落ち、パパの絶叫も空しく、オークの肉の棒が、ママの体内に再び埋め込まれようとしたその時でした・・・
「フン、人間にしては、魔花を利用したまでは褒めてやるが、詰めが甘かったねぇ・・・ハッ!」
突然女の人の声が室内に響いた瞬間、良い香りが室内に流れ込みました。その瞬間、オークは私とママの身体を両腕から離して、そのまま意識を失い床に倒れ込んだの・・・
「全く、次期女王のあんたが何て様だい!?情けないねぇ・・・マヤ、しっかりおし!」
「お、お母様!」
「「エッ!?」」
倒れたオークの後ろには、私やママと同じように、サキュバスの姿をした四十前後のスタイルの良い女の人が、肩にキャリィを乗せて立って居ました。ママが緊張した面持ちで声を掛け、私とパパも思わず驚きの声を発しました。
「久しぶりだねぇ、マヤ・・・この不良娘がぁぁ!」
「ヒィィ!?ゴ、ゴメンなさぁぁい!」
(この人が・・・私のお婆ちゃん!?)
ママは一喝され、怯えながらその場で謝り続けました。私は、威風堂々と佇むお婆ちゃんの姿を、眩しそうに見つめました。