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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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食欲-2

タクミが脱衣所へ行き、
しばらくすると夕飯を終えた。

カチャカチャとお皿を下げて
エプロンをつけると
皿洗いを始める。

洗いながら考える。


「 、 、 、 、、 」 



 『なんで
   きてくれるんだっけ』 



   
    、 、 、、どういう

    意味だろう 


  私が? ここにくるのは


「付き合ってる、、から、、。
   
    、 、 、、。 
       だよね?   」 



   タクミ君、、、やっぱり


「なんか、、 変だなぁ。
  生活は多少、、変わったし
 疲れが出てる? とか? 
  それか、、、
 何か 理由があって、
  私に来てほしくない 

   とか? 
   んーーー?   ?  」





ちづるは、
ブツブツと独り言を言いながら
洗い物を続けた。


タクミが風呂からあがると、
「私も入っちゃうね。」
と言ってちづるが入る。

風呂上がりのちづるは
ライトグリーンのパジャマを着て
ドライヤーをかけた後
キッチンへ戻る。
タクミがいない。

つけっぱなしのテレビと、
キッチンの電気を消して
ちづるはタクミの部屋へ行く。

タクミは
ベッドの上で仰向けになり
スマホを眺めている。

スマホから、
小さくゲームの電子音が流れている。

ちづるが部屋の机の上の
時計を見ると10:30だった。
ちづるがベッドの隣に敷いてある
布団に入りながら話しかける。


「タクミ君は明日、何時起き?」



「、、明日は、遅い授業だけど、、
 友達と会うから10時にここ出る。」


「そっか。
 じゃあ私もその時間に出るよ。
  朝ごはんは、一緒に食べる?」


「、、うん。 食べる 」


「 分かった。」


ちづるは優しい声で話終わると
目を閉じて眠ろうとする。

タクミは15分ほどゲームを
していた。
ゲームを終えると
ベッドの上の部屋の灯りのスイッチを
押して部屋を暗くした。

部屋のブルーのカーテンからは
外灯の灯りが
ほんの少し入り込んでいる。

タクミが灯りを眺めて呟く。


「、、、ちづちゃん、 」



「 、 ん、 ? 」



ちづるは、
ほんの少しウトウトしていたが
タクミの声に応える。


「 、 、エッチ
  しなくていいの? 」


「 ん 〜 ? 
     ん  うん  」


「、、、。最近、あんまり
    してないけど、、。」



「 ん、、   」



「 、 、 、 、、、。 」




「、 、   ?   」



    
          タクミ君? 


      ?  


            


              ?
 


  
       あ  ダメ



         寝ちゃう 、、 




「、 、 、 、 、、。

  ちづちゃんは 
    いいよね、、なんか
     、 、 、、。

     ずるい    」





タクミが静かに、
寂しそうにそう呟いたが
ちづるには届かなかった。


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