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商店街ホラーナイト
【幼馴染 官能小説】

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ハロウィンの夜-2


  ーーー

 「ふっふっふ〜、 お菓子の福袋をもらってしまった〜。」
 商店街からの帰り道、りす子は歩きながら さっそくホラーナイトの景品の福袋をのぞきこんでいた。
 「今年も、1秒もお化けを見なかったな。」
 僕はりす子に言った。だけどりす子は
 「あ、ラッキー! オマケに星座早見盤が入ってる。」
 と言って、そのパッケージを開きはじめた。
 (僕をタテにして、問題もみんな僕が解いたのに……)
 な〜んてことを僕は言わない。
 こんな時のりす子は、たまらなく可愛い。
 僕がタテになって、怖いものから逃れられて、安心してるりす子の笑顔を見られると、僕は僕にしかできない役目をまっとうできた嬉しさでいっぱいになるんだ。

 「みち男くんは、オマケに何が入ってたの?」
 りす子にそう言われて僕は、自分の福袋をのぞいてみた。
 「え〜っと、オモチャのサングラスが入ってた。」
 僕は福袋の中に顔をつっこんで、サングラスをかけてりす子の方を見た。

 りす子の顔から笑顔が消えた。
 足が震えだして、地面にしゃがみこんでしまった。

 「どうしたの?」
 僕がりす子の手をとって立たせようとしても、りす子は手を振って拒む。
 僕はサングラスをはずして、サングラスをよくみた。かけていると気がつかなかったけど、レンズの所にフィルムが貼られていて、サングラスをかけると眼のところに頭蓋骨が立体的にうかぶようになってたんだ。

 (ヤバい、りす子がこんなの見てしまったら……)
 と思った時はもう遅かった。りす子は這うようにして、僕の前から逃げようとしていた。
 僕はりす子の手をとった。
 「ごめん、あんな物だって知らなかったんだ。」
 そう言ってもりす子は、
 「…いや、怖い。もう信じられない。」
 と 僕を振り払って逃げようとする。

 僕は思いきってりす子を抱き上げた。そして目の前の細い路地の中に飛びこんで、奥へ奥へと進んだ。
 町の光も届かない路地の奥の小さな空き地。
 そこに来た時には、りす子はすっかりパニック状態になっていた。
 「何か……飲む?」と聞いても、
 「ダメ、もうキライ! もういいからあっちへ行って!」
 なんて言ってる。僕も頭の中がパニックになって来た。とにかくりす子の意識を変えようと思ったんだ。

 僕はりす子の上着の中に手を入れて、おっぱいのふくらみをさぐり当てた。

 (え、ノーブラかよ……)
 驚いたけど、僕はおっぱいに触れ続けた。
 はじめのうち激しく揺れ動いていた りす子の心臓が、次第に落ちついてくるのがわかった。そして、
 「エッチ…… なんでおっぱいに触ってるのよ。」
 りす子の この一言を聞いて僕は安心した。
 怖いとかキライとか言われるより、エッチと言ってくれる方がまだ僕には『有利』だったから。
 


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