若い性-4
「松坂です、こんにちはっ」
ジーンズに白のTシャツとジャケット…剛は白い歯を覗かせて挨拶した。
「こんにちは〜いらっしゃいませ」
衛より少し背の高い剛の爽やかな笑顔が眩しかった。
リビングに通された剛は、駅前で買って来たケーキを差し出した。
「まあ、気を使わせてしまってごめんなさい…ここのケーキ美味しいのよね〜」
香織はキュートな笑みで無邪気に喜んだ。
「あ、今コーヒー淹れますから、ちょっと待ってて下さい」
剛は振り向いて、キッチンで嬉しそうにコーヒーを淹れる香織を見た。
(やっぱカワイイ…こんな人とセックスする予定だったんだ…)
剛はそう思いながら向き直った。