若い性-28
洋服を整えて、二人はソファに座っている。
剛が口を開いた。
「あの…すみません…こんなつもりじゃ無かったのですが…」
香織は俯いたまま言った。
「…スッキリ…しました?」
「はい……香織さんは…その…想像以上にステキでした」
「何か恥ずかしい…でも良かった…これでアナタも嘘を付かなくって良いから」
「今日の事は俺の一生の思い出です。誰にも喋りません」
チュッ…
軽いキスを交わして二人は立ち上がり、香織は玄関で剛を見送った。
その様子を物陰から川島が見ていた……。