女の悦び-3
普段の香織は、胸が強調されない清楚な服を好んで着ていたので、川島はそのギャップに少し戸惑った。
川島の視線を感じた香織は、さり気なく胸の谷間を隠し、
「こちらへどうぞ」
と言いながら、川島をリビングへ先導した。
(肩甲骨まで見える白い背中…このプリプリとした尻…ミニスカートから出た良い具合の脚…堪らんねえ)
川島は香織の後ろ姿を堪能した。
「こちらにお座り下さい」
香織は川島をソファに導いた。
「ありがとう」
「今お飲み物用意しますから…あの…ワインで宜しいですか?」
と香織が尋ねた。
「おっ、奥さん、気が効くねえ…ワシはワインが大好きなんですよ」
川島が答えると、
「はい…少しお待ち下さい」
香織はそう言ってキッチンに立った。