女の悦び-22
そして四度目…
指を逃すまいと強烈な締め付けを振り切り、川島は指を抜いた。
ジュポン…シュゥ…
香織の秘部は空気を勢い良く吸い込んだ。
「か、かわしまさん…」
香織は目を潤ませて、恨めしそうに川島を見た。
「どうかしたかね…」
川島は素っ気なく言った。
「あ…あの…イ、イジワルしないで…」
「イジワル?ワシは奥さんを気持ち良くしてやってるがな…」
「は、はぃ…だからその…」
香織の消えそうな声。
「言わなきゃ分からないよ、奥さん」
「抜かないで…もっと…」
「何だね?…ちゃんと分かるように言いなさい」
一たび香織の躰に火が着くと満足するまで治らない。
香織は暫く躊躇したが口を開いた。
「あの…お願いします…い、逝かせて下さい…香織を…逝かせて下さい。」
「そうかい、奥さんがそう言うなら逝かせてやるさ」
川島の言葉を聞いて、安堵と期待が入り混じった一筋の泪が香織の頬を伝った。