第四章 理由-3
「どうしよっかなー。本当は気持ちいいんだろ?髪のためというより、快楽が欲しいんだろ?それを認めたら、もっとスゴいのあげるよ。」
そう、自分でももう気付いている。髪のためと言いながら、テツヤに与えられる凄まじい快感を、カラダがもっともっと欲しがっているということに。
「そうですー、はああ…もっと下さいーくはぁあ…快感を下さいーく、くぅう…髪なんかどうでもいいんです、はあああ…快感を、もっと感じさせて…んはぁ…」
「正直な子は好きだよ。さあ、ご褒美だ。」
ズーン!っと、カラダを引き裂くような衝撃が駆け抜け、私はのけ反ったまま硬直した。一歩遅れてジュワジュワジュワー、っと信じられないような快感が下腹部から沸き上がり、それは弾け飛びながら全身を痺れさせていった。