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さがしもの 〜 custom-made virgin
【調教 官能小説】

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第四章 理由-2

 「おっと、安全ベルトね。」
 腰のところにベルトを巻かれ、固定された。
 「それから、両手を後ろに回して。大丈夫、固定するだけだよ、痛くはしないし、首も絞めないから。」
 恐る恐る回した両手は、優しく固定された。動けはしないが、痛くない。
 「でね、今日何をするかなんだけど。」
 「やっぱり…するんですね、何かを。」
 「うん、するよ。そのためにここに来たんだから。」
 はあ、っとため息をついた。
 「君、キレイな髪してるよね。」
 確かに、髪は私の数少ない自慢の一つだ。そして、自慢なだけでなく。
 「それ、切っちゃわない?全部。」
 「な、や、やめて下さい!私、すごく大事にしてるんです、この髪を。」
 「憧れのあの人が、さらさらロングが好き、って言ってるのを聞いたからかな。」
 「なんでそれを…。」
 「全て、とは言わないけれど、君のことはある程度知ってるんだよ。」
 ここへ来てから何度も経験するこの違和感。どうやって私の情報を。
 「っという訳で散髪するんだけど。ヒロキ、やれ。」
 「イヤ、イヤあ!やめて!イヤ、イヤ、ダメー!」
 「おっと、じっとしてないとケガするよ。それに、少しずつ切ろうと思ってるのに、一気にいっちゃうかもね。」
 私は黙った。後ろでシャキ、っという軽い音がした。床に舞い落ちる黒髪の小さな塊が視界の隅に入った。
 「うう…。」
 私はもう、悲しくて悲しくて。涙が溢れた。毎日のように非道い事をされた上に、大切な髪を失うことになるなんて。
 「切られたくない?」
 私はうなずいた。
 「そうか…。じゃ、ゲームをしよう。」
 どうせろくでもないことだろう。でも、髪を失わずに済む可能性があるのなら。
 「どんなゲームですか…。」
 「やる?」
 内容も教えてもらえずに答えろというのか。
 「やります。」
 「よし!ルールを説明しよう。簡単だよ。後ろでヒロキが君の髪をどんどん切っていく。端から順にね。つまり、だんだん短くなっていく。でも、それを止める手段を君に与えよう。」
 「どうすれば。」
 「イキなさい。君がイった所でゲームオーバー、それ以上髪を切られずに済む。それじゃ、スタート!」
 「ま、待って!」
 後ろでまたシャキン、と音がした。
 「待ってくださいってば!私、両手使えないんですよ。どうやって…」
 「オンナがイク方法は自分でする以外にもあるだろ?ヒロキは今忙しいけど、オレは空いてるよ。」
 テツヤにイかされろ、ってこと?そんな。自分でイったことしかないのに。そんなことを考えている間も背後でハサミの音が続いている。躊躇っている時間は無い。
 「して…」
 「何?なんだって?」
 「して下さい…」
 「何を?」
 「私を、イかせて下さい!」
 悔しくて下唇を噛んだ。でも、他にどうしようもない。
 「「ほう、オレにここを弄りまわされたいんだね?」
 「ち、違います。イかせてくれるだけで…。」
 「そのためにオレは何をすればいい?」
 答えは他に無かった。
 「そこを、い、弄りまわして、感じさせて下さい。イってしまうまで。」
 テツヤが晴れやかな顔で言った。
 「いいとも!君のようなかわいい子に頼まれちゃ、断れないよ。」
 テツヤの顔が近づいてきた。誰にも触られて事のない所に。もう数センチのところまで来ている。上目で私と目を合わせた。そして舌を伸ばし…。
 「う…。」
 腰がビクン、となってしまった。
 「どう?初めてだろ、舐められたのは。
 想像以上の快感もだが、男に舐められたという事実に、私は強い衝撃を受け、パニックに陥った。
 「ショック受けてるね。でも、まだまだこんなもんじゃないよ。」
 テツヤの舌が、ツー、ツー、っと這い回る度、私はじっとしていられなくて身をよじった。こんなに強烈な刺激だなんて。
 「おや、頑張るねえ。オレ、下手なのかなあ。もっと強い方がいい?」
 こうしている間にも髪を見られ続けているのだ。早くイかなければ。だとするなら、快感は強いほどいい。
 「下手…ああっ…ではないですけ…はあ…ど、もっと強く、して…あうぅ…。」
 「そうか、もっと快感が欲しいんだね?じゃあ、指も使っちゃおうかなー。」
 「はぁあぁ…、いい、いいてす…もっと、もっと…もっと下さい…はあぁ!」
 私はもう目を開けていられなくなった。無意識に眉間に皺が寄っていく。
 「気持ちいい?ねえ、気持ちいいんだろ?随分悦んでるね。」
 「悦んでなんか…はう…髪を切られ、くぅ…たくないだけです。」
 そうよ、気持ちよくなりたいんじゃない。少しでも髪を短くされないよう、早くイきたいだけ。早く、早く…イきたい。
 「イかせて!はあぁ…早く、イかせ…んふぅ…て…。」
 「もっとされたいんだね?」
 違う、そうじゃない!
 「されたくなんか、くうぅ…無い…やめて、やめて欲しい…けど…もっと、はあぁ…やめて欲しいの、でも、もっと!」
 私は自分でもよく分からなくなってきた。テツヤが与えてくるのは凄い快感だ。その大波にさらわれそうになっている。しかし、私の目的はイクことであって、快感を貪ることではない。
 「そうか、こうか?こうはどうだ。こんなのもあるぞ。」
 「くはぁあぁ!もう…ムリ、おかしくなる…は…あ…やめてぇ…でも、あはぁあぁ…もっと、もっと…もっと非道い事をして下さい!イかせて、早くイかせて!」
 テツヤはそんな私を観察しながら、攻撃の手を緩めない。しかし、もう少しでイける!っと思っても、微妙にポイントを外されて生殺し状態になってしまう。わざと虐めて遊んでいるのだろう。
 「もうやめてぇ!く…イかせて、イかせて、…ああぁ!イかせて下さい!もっと、もっと、そこを痛めつけてー!」


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