峠-3
土佐犬のゴン太が半次郎の股間に近付き、
しっかりとくい込んだ六尺褌の秘部に
ゴン太の分厚い舌が熱い息と共にペロリと
秘部を厭らしく嘗め出した
半次郎・・(アァーン、嫌!)と色っぽい声を
だしてしまった。
すぐに半次郎は我に返り、
半次郎・・(何をするのさ!)
とゴン太を睨みつける。
ゴン太は申し訳なそうに上目づかいで、
ゴン太・・(クゥンークゥンー)
と甘える声を出し、媚を売る仕草をした。
その仕草に半次郎の優しい性分が出て、
女の言葉遣いでゴン太に優しく言い聞かせた。
半次郎・・(駄目よ、そんな悪戯しては、)
白子の源蔵はその様子を見て、
白子の源蔵、思う・・「良い女だ、情も深いし、身体も敏感らしい、堪らんな!
ゴン太も半次郎を気に入ったらしいなー、
奴を物にしたらゴン太にも・・
あの豊満な女体をたっぷりと嬲らせてあげるぞ!」
白子の源蔵・・(どうだい、半次郎さん睨みあって居ても
仕方が無い、俺の家でじっくりと話さないか?
騙しはしない、分かるだろう、俺達が束になってもお前さんには勝てない、
お前さんは強いからな、)
半次郎・・(分かりました、親分さんの処で話を付けましょう、お任せします。)
そして、峠から宿場へ向かうのであった。