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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈微笑みの裏側〉-17

「ん"う"…ッ!」


もはや悲鳴は無かった。
意識は完全に飛んでしまっており、ただ突き上げてくる肉棒に押し出されるように、小刻みな吐息を吐き出すのみ……。


『おや、腹筋がピクピク動いてますねえ。ホントに気を失ってるのかな?』

『身体だけ反応してるんだろ……きっと英明君とヤリ捲ってる夢でも見てるんじゃない?』

『じゃあ今に喘ぎだすのかな?イヒヒ……』


動かない肉人形になった花恋は、もう一人の人間として見られてはいなかった。
禍々しい好奇の眼差しに曝された、射精の為の一個の道具だ……。


「ふッ…は〜……あッ…あん…ッ」

『おい、聞いたかい?やっぱり喘ぎだしましたよ?』

『あ〜、また勃ってきたよ。もう一発ヤッちゃおうかな?』

『せっかくだから〈中イキ〉ってヤツを教え込んじゃう?』


程なくして三人目も射精を終えた……だが、まだ撮影は終わらなかった。
花恋は無意識なまま姦され続け、知らぬ間にも何度も射精された。
そしてようやく意識を取り戻した時には、このスタジオには花恋と、あの中肉中背の男の二人しか居なかった。


『随分とイキ捲ったなあ……フフッ…中出しを嫌がるトコなんか、可哀想過ぎて最高だったぜえ?』


まだ緊縛は解かれていなかった。
花恋は朦朧としたまま男を見るだけで、あまり感情の起伏は見られない。


『身体に縄目が付かないよう、これでも気を遣ったんだぜ?まあ、脚だけはどうしようもなかったけどな』


やっと縄を解かれて制服を脱がされる……見ると二の腕や手首には包帯が巻かれており、縄目の痕が付きにくいようにされていた。
だが、素足だけはどうにもならず、太股と脹ら脛にはしっかりと縄目の痕が付いていた。


『そういや妊娠がどうとか騒いでたな?ほら、避妊薬だ……飲め』


男は乱暴に花恋の口を開けさせると、錠剤を二錠放り込んでペットボトルの水を流し込んだ。
その間も花恋は何ら意思を示さず、ただ従うばかり。
もう精も根も尽き果てたようだ。


『ほら、これは今日のギャラだ。45万円入ってるからな』

「………」


フラフラと上体を起こした花恋は、手渡された茶封筒をただ見つめる。

こんな金は要らなかった。
花恋は不当な束縛から逃れたいだけなのだ。



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