淫ら華-16
エリカの中に微妙な変化が表れはじめていた。
(まだ、ん、気持ち、、よかった、んん、、でも、恥ずかしい、、けど、良かった、、なんで、、この人が、いてたから?ばか、、車の中で、あんなことして、、恥ずかしい、、けど、良かった、、この人、、ご主人様が、いてくれたから、、んん、、まだ、、中に、、)
ワタルは、もう一度エリカのプルンとした唇に唇を重ねながら、タンクトップのショルダーを元に戻し形の良い乳房を隠した。
「ご主人様、恥ずかしいです。私、あんなに感じたの、初めてです。私、おかしいですか?」
「いや、おかしくないよ。マゾなら普通の反応さ。素敵だよ、エリカ。これからが楽しみだよ。あっ、下を抜こうか?それとも、そのままでいいかい?」
エリカを気づかうように聞きながら、
(どうかな?抜いた方が面白いけど、彼女にきめさそう。ほれに、中にはいったら、嫌でも応でも抜いて中を確かめるしな。すぐに欲しがるはずやしな。ふふっ、楽しみや。)
ワタルの思惑を知らないエリカは、
(どうしよう、ん、でも、抜いて欲しい、でも、早く二人っきりに、、バカっ、、この男の思う壷よ!でも、ご主人様の思い通りに、なりたい、、バカっ、変態!)
「はい、このままで、抜かなくていいです。あの、パンツ直していいですか?」
「うん、構わないよ。ユックリ直しなよ。」
(そのままか、いいな。部屋に入った後が楽しみやな。ふふっ。)
エリカが急いで身繕いを整えた。
「ご主人様、できました。いきましょう。」
エリカの顔に吹っ切れたような色が見えた。
「よし、行くよ、エリカ。」
ホテルのロビーに入り、六階の部屋を選びエレベーターに乗った。
エレベーターの扉が閉まるとワタルはエリカを抱き寄せ、薄いピンクのルージュに唇を重ねた。
「ん、、んふ、、」
(このキス、好き、、もっと、、)
エレベーターが止まり、ワタルの唇が離れようとすると、追いかけるようにエリカの唇が吸い付いて放さなかった。
仕方なくエリカとキスをしたまま、エレベーターを降り部屋まで移動し始めた。
五六歩、歩いて漸くエリカが唇を放し、
「ご主人様、ごめんなさい。私、男の人とキスするの初めてなんで、ずっとしてたくて、、。」
「気にしなくていいよ、全てが初めてだろからね。」