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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病〜治療用献体・笹木希〉-7

「んむッ!?ぷぷ!?んぶぶ!」


“あの患者”はいきなり希の白衣を開け、その下から現れた白い下着までも引き剥がしに掛かった。
どんな理由があろうと、本人の了承も得ないままに肌を曝け出させようとする行為は許されない暴挙であり、当然希はそうはさせまいと足掻いた。


『どんな《商品》かちょっと調べさせてもらいますよ?パソコンの画像だけじゃあ分からないコトがありますからねえ』

『だよなあ。やっぱり品定めしてからじゃねえと、金は払えねえしな』

「んっむ!?ふぐッ!んむッ!」

『きっと気に入ってくれると思うぜ?この顔とスタイルだけでも絶品中の絶品なんだからよぉ』


ほとんど棒立ちの状態で拘束されている希がいくら足掻いてみても、それは蝶々のサナギの蠢きに等しい。
抵抗などという言葉はそれには相応しくなく、同じ姿勢のままでギクギクと揺れ動くだけだ。


(な、なに勝手に脱がせて…ッ!?嫌あぁぁッ!)


ブラジャーの下からは、年齢に似つかわない貧弱な膨らみの胸肉が現れ、小指の爪程の大きさの桃色の乳首と、それを支えるに充分な乳輪が露わとなった。
パンティの中からは年齢相応の真っ黒な密林が飛び出し、それを掻き分けた先には小麦色をした複雑な〈花〉が咲いている。

股間の肉花もそんなに食み出てはおらず、嫌な黒ずみは見られなかったし、そして臭いもキツくはない。

一見しては其れなりの“経験”だけの性器のようだ。


『ふぅん…ヤリまくってマンビラまで真っ黒かと思ったら、けっこう綺麗なんだな。これなら合格だ』

『この貧乳は残念だが美人さんだから許してやるかな?色も綺麗だし、文句は無いかな』

「ッ〜〜!!」

『どうやら気に入ってもらえたようだな。俺としても嬉しいぜぇ』

『亜矢よりは全然良いね。なにより上品な顔立ちが堪んないよ』


一頻り品定めをした患者達は、泣きじゃくっている希を鼻で笑った。
悔しげに見つめてくる瞳は泣いていても凛々しく、こんな状況下に於いても〈男〉を見下していると感じられる程に強気にみえる。


『フンッ…「貴方みたいな男がこの私に……」なんて思ってるのかな?もう二度とそんな思い上がった目を作れないようにしてあげますよ……』

「ッ!!!」


突如としてドアが開き、先週転任してきた整形外科医の工藤とその助手が、キャスターの付いた大きな箱を運んで入ってきた……ガスマスクのような物が蛇腹ホースで繋がれたそれは、気化麻酔の笑気ガス装置だ……。


『このお人形みたいな顔に見合う身体にしてあげるよ……一時間も経ったら目が覚めるから“楽しみ”にしてなさい、フフフ……』

「ん!?んむッ?む"ぉ"ッ!む"ごぉ"ッ?」


患者が希の顔を押さえ、工藤の助手がマスクを泣き顔に被せた……只でさえ小さな呻き声はマスクに覆われてしまい、まるで蚊の羽音のように個室の中で消えていく……。



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