投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

〈不治の病〉の最初へ 〈不治の病〉 104 〈不治の病〉 106 〈不治の病〉の最後へ

〈不治の病〜治療用献体・笹木希〉-20


…………………………………………………
……




『終わったのかい?』


ぶっきらぼうな婦長が部下のナースを連れて個室を訪れたのは、それから程なくしてだった。


『シーツをこんなに汚して……もう使い物にならないね』


婦長もナース達も、変わり果てた希を見ても然したる反応をみせない。
意識を失っている希から縄を解き、シーツやマットを手早く取り替える。
そして点滴を新しい物に交換すると、ナース達は婦長を残して個室から出ていった。


『……この娘の動画なら高く売れるだろうね。なんたって苛つくくらい美人だから』


婦長は口元を歪めて希を見つめていた。
相変わらず表情に変化は見られないが、その瞳には若くて美しい女性に対する憎しみが滲んでいた。


『コイツは逸材だからとことん使うぜ?骨の髄までな』

『……好きにしな』


踵を返す瞬間、婦長の顔は笑って見えた。
それは年増の嫉妬というよりは、残虐で冷血な悪女の本性の表れに思えた。

そこにもう一人の関係者が現れた。
希の肉体に執刀した工藤だった。


『術後検診に来ました……ん〜、化膿が始まった様子は見えない…か……』


凌辱に失神している希を見ても眉毛1つ動かさず、性器の縫合痕とピアスホールを淡々と診ている。
さすがは亜矢にも執刀しただけはある冷酷さは、直接に凌辱する者達よりも鬼畜である。


『大先生、俺達ののんちゃんに立派な逸物を与えてくれて、ありがとうございます……へへへへ』

『ん…亀頭肥大手術よりは簡単ですから、礼には及びませんよ』


少しだけ笑みを浮かべると、早くも個室から出ていく素振りをみせる。
そこには希という美女に対する興味は全く見られなかった。


『早くクリトリスを虐めてやりたいんだが……まだ駄目ですかねえ?』

『……もう少し安静にさせた方が無難だが、縫合痕に強い力を加えないなら大丈夫でしょう』


畜人達の顔が崩れたのは言うまでもない……何の為に防御膜でもある薄皮を切除したのか……それもまた言うまでもないのだから……。


〈不治の病〉の最初へ 〈不治の病〉 104 〈不治の病〉 106 〈不治の病〉の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前