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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病〜治療用献体・笹木希〉-12

『大人しくしなさい。傷口が開いたら大変ですよ?』

「ッ……!?」


傷口という言葉に、希は記憶の中から工藤という医師を思い出した。
助手を連れて麻酔を使い……恐ろし過ぎる想像に抵抗すら忘れた希の脚は、膝下と足首に麻縄を回され、それは手首を繋いでいるベッドボードへと結わえられた……。


『ヒヒヒヒッ…さっき私は言いましたよね、『困った病気』だと……さあ、君の身体がどうなったのか、私達と一緒に見ようじゃないですか……ヒッヒヒヒヒ!』

「………!!??」


麻縄が引かれると、希の両膝はベッドボードに向かって引き上げられ、更に足首は翼のように広がって天井へ向いた。

白衣の裾は捲り上がり、希の秘部は曝け出された……だが、それは希本人ですら見た事のない形へと変わってしまっていた……。


(な…ッ……!!???)


短く刈られた陰毛は恥丘の上にハートを作り、そこ以外の肌はツルツルにされてしまっている。
いや、そんなのは問題の外にしてしまうくらい、性器は変わり果ててしまっていた……。


『ウヒヒヒ!マン毛でハートなんか作っちゃって可愛い〜!』

『マン毛じゃなくてコッチ見ろ……デッカいクリちゃんが剥き出しだぜ?』

『包皮切除に肥大施術か……こいつは酷いや……ケケケケ!』


ハート形の陰毛の下には乳首のような秘豆がプクンと飛び出し、あるべきはずの薄皮はどこにも見当たらなかった。
しかも肉花には人体には有り得ない透明なピンが、それぞれ3個ずつ並んで打ち込まれていたのだ。


(こ…れって…!?これって私の……私の身体を…ッ!!??)


まるで亀頭のようなクリトリスに、リベットのようなシリコンピアス……卒倒しそうになった希に追い打ちをかけるように開けられた胸元の、その曝された乳首にもシリコンピアスは打ち込まれてしまっていた……。


『自分の身体の〈仕上がり具合〉はどうです、希ちゃん?マンビラだけは穴が埋まらないよう大きめにしてもらったんですよ?』

『うわ〜、こりゃあ可哀想だ。鬼だね。悪魔だね。人でなしだね』

『でも良いんじゃない?希ちゃんも俺達の治療に協力するって言ってるんだし。これは希ちゃんの〈自己責任〉だよ』


恐ろしいまでの悪意が無ければ、こんな風に体毛を弄ぶまい。
人道を軽んじなければ、了承も無しに人体にメスは入れるまい。


(ゆ…夢……これは…夢よ……)


夢と信じたい……それは言ってみれば現実逃避であり、しかし、紛れもなく現実である……目に入る物も感じる物も全て「認めない」と狂ったように藻掻いても、チリチリと火照ったような痛みは股間と乳首で感じているし、クスクスという嘲りの声は鼓膜を忌々しく擽る……。



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