第11話 雑踏の痴態-11
入り口左のアクセサリーコーナーで、佳代子がAに乳房を弄ばれ続け、奥の民芸品コーナーで由真が涌井に視漢され続け、入り口右のスィーツコーナーで美紀子が電マでおオナニーに至らしめられ続け、数秒間隔の絶頂を繰り返したのだった。
男達はまた移動したが、移動中にも、女子高生達は絶頂していた。佳代子は記憶と妄想だけで、由真はギュッと内またになる刺激だけで、美紀子は電マに股間を押し付けて、1人で絶頂の快感を寿《ことほ》いだ。
男達は順順に、佳代子と由真と美紀子を渡り歩き、その肢体を愉しみ、その絶頂シーンを堪能した。佳代子の乳房を揉み、由真を視漢し、美紀子に電マオナニーをさせる。そんなエロティックなローテーションに酔いしれた。女子高生3人の絶頂を、味比べした。快感に歪む表情、のけ反る背筋、スィングする腰。処女の3人のそれらを比較する事も、何とも淫靡な愉悦に満ちたものがあるのだった。
男達は3週した。3回ずつ、佳代子と由真と美紀子の凌辱を愉しんだのだ。そして4週目に入った時、佳代子はAに向かって言った。恥じらいに唇を噛みしめた後の、発言だった。
「おじさん、お願いです。もう、犯してください。」
由真も、潤んだ瞳で羞恥の念を露わにしながら、涌井に告げた。
「もう、ヤっちゃって下さい。もう、我慢できないの。」
美紀子も、恥ずかしさにもじもじと、抱きしめたきんちゃく袋を弄《いじ》りながら言う。
「ハメて欲しいです。おじさんに、今すぐ、ここで。」
処女の女子高生が、衆目に曝された環境下で、自ら性交を懇願する程に陥落させられたのだった。
「じゃあ、付いておいで。」
Aと涌井と辰己が、佳代子と由真と美紀子に、異口同音に言い渡し、それぞれ歩き出した。
土産物店の裏口を出ると、そこは雑木林に面していて、人の気配は無い。雑木林と土産店の間には、小川がざわざわと音を立てて流れている。少々大きな声を出しても、その川のざわめきにかき消されるだろう。そんな場所に、女子高生3人は、相次いで連れて来られる。
佳代子が、初めにそこに連れて来られた。土産物店の土壁を背にして立たされた佳代子は、正面に立ったAに、ジャージの上からヴァギナを弄られ、十秒程度で絶頂させられた。そして、命じられる。
「全裸になって。」
驚きと戸惑いは、一瞬の事だった。もう、言いなりになるしかないと、観念していた佳代子は、体操服の白い上着を脱ぎ、青いジャージのズボンを降ろし、下着も取り去った。
佳代子がAの眼前で脱衣ショーを展開している時に、由真がそこに連れて来られる。
佳代子の姿を見て驚かされながらも、涌井にヴァギナを刺激され、由真も、あっさりと絶頂した。全裸を要求されると、それに従う。驚きや戸惑いを一瞬見せはしたが、すぐ隣で佳代子が全裸を披露している。それを見ても、もう、言いなりになるしかないと思ったのだった。
美紀子も連れて来られた。佳代子と由真の全裸に驚く。辰己に絶頂させられる。全裸を要求され、戸惑いつつも、体操服を脱ぎ捨てる。
こうして、処女の女子高生である佳代子と由真と美紀子は、土産物店の裏手で、人知れず、全裸で並んだのだった。
少し離れたところから、多くの人の気配が感じられる。観光客でにぎわう、温泉街の一角での出来事なのだ。温泉街の中ほどにある雑木林を背にした土産物店だったので、店舗の建物と雑木林に挟まれた空間に、人目をしのげる小さな空間が現出しているのだ。
全裸を鑑賞される女子高生達は、視漢の快感に身悶えている。視漢で絶頂を繰り返した由真だけでなく、佳代子も美紀子も、視線による愛撫で絶頂しそうな様相だ。
「しゃがんで、M字開脚の体勢で、オナニーをしてくれ。」
Aの指示に、ひとしきり顔を見合わせ、羞恥を露わにした3人だったが、素直に従った。男達は、処女の女子高生3人の、横一列一斉オナニーを鑑賞した。3人を代わる代わる凝視した。至近距離から観察した。指使いやヴァギナの反応などが、微妙に違う事も興奮の材料となった。小川の畔に並ぶ3つの新鮮なヴァギナが、自らの指に掻き回されて愛液を垂れ流している。
「良い景色だ。」
涌井は満足気に言った。そこに、人が近づく気配。女子高生3人はびくりとしたが、
「大丈夫だ、問題ない。」
と、辰己に告げられ、安心したようにオナニーを続けた。彼女達にとっては、もう、男達の言葉は絶対なのだった。
やって来たのは、瑞樹と里香と亜沙美だった。
瑞樹が佳代子に尋ねた。
「佳代子、陥落しちゃったの?知らないおじさんに痴漢されて。」
「・・陥落?・・・うん、陥落した・・」
里香も由真に言った。
「由真ちゃんも、陥落だね。」
「うん。堕《お》ちちゃった。」
亜沙美が美紀子に問いかける。
「美紀子も、だよね。」
「うん。陥落させられた。」
Aは佳代子の背後に回り込んだ。両足を抱えて、佳代子を持ち上げる。幼い子におしっこをさせる体勢だ。
涌井も由真を、辰己も美紀子も、同様にして持ち上げた。