Capture of poverty boy-3
男は高級そうなコーデュロイをはだけると、まるでナマコのような逸物を取り出す。それは勃起しては居なかったが、何かこの世の物ではないような質量を誇っていた。
それを指さして、翠を招き寄せる。
男の有無を言わさぬその表情に危険なものを感じた翠は、素直に従った。
翠は素っ裸のまま、男の股間の前に跪く。拒絶とか躊躇とか、そんな感覚は消え去っていた。
ただ、時が過ぎ去るのを待つのみ。いままでずっとそうだったように。
その、生暖かい肉を、翠はそっと口にした。
匂い立つ強烈なホルモン臭に目眩がした。
翠がここしばらくで格段に上達した口技でその逸物を扱うと、それはみるみる巨大に膨れあがり、翠の口に収まらなくなった。
毒のキノコのような巨大なエラが左右に張り出し、それがたちまち翠の呼吸を奪う。
「…………あ、あっ、あのっ。ちょっと、これっ、おっ、きっ、すぎてっ」
「ガチャガチャ言わんと、もっときちんと奉仕せんかいな、このっ」
男は翠の頭を掴むと、自分の股間に押しつける。膨満。吐き気、パニック。
しかし、その経験の無い大きさは翠の性感をいたく刺激する。
ああっ、これ、大っきい。今までの誰よりも、大っきい。こ、こんなの、お尻にっ。もし、お尻に入ったら、どうなっちゃうんだろう?どの人の時だって、もう一杯で隙間もないくらいだったのに、こんなのっ、無理っ。絶対、無理、無理っ。でもっ、欲しがられたら。欲しがられたら、いいっ。いいもん。開いちゃう。頑張って、咥えちゃう。えっと、1000円って事はないよねっ。2000円、いや、5000円ぐらい?貰ってもいいかもっ。も、も、もしかしたらっ、もっと。
「坊ん、「便所」やってた言うたな。なら、これを坊んの躯で咥えるってのはありやなあ」
「ちゅぷ………むっ、あむっ、あっ……ちゃぷっ、ふむむむんっ」
「そこ、四つん這いになってケツ持ち上げえな。ごっつうケツの穴晒してみんかい。ほれ、売春少年やってたんやから、チンポ誘ってパクパクせいやっ」
翠の頭の中は大量の野口英世。
この大っきなのを満足させて、白い蜜を搾り取ったら。きっと、たくさんのお金が手に入る。
コロッケどころか、トンカツだって夢じゃない。立派なレストラン、は無理にしても、吉野家の牛丼を思いっきり食べられる。玉子付きで。
築山のいつか土管の中でしたのと同じように、翠は素直に四つん這いになって尻を高く晒した。
「ふん。ただマグロみたいになっても今日び商売にはならへんで。誘ってみ?」
翠は行きずりの男たちに教わった淫語を思い出す。
あの時はその内容を良く知らなかったから、すらすらと口にしたが、今となってはその言葉の危険さが良くわかっている。翠はその鳶色の頬を紅く染めた。
「どや。客が帰っちまうで。早よ誘わんかいっ」
「………あのっ、こ、ここに、入れてっ」
「んん?肉壺に何をして欲しいんか早よいわんかい」
「このっ……ここにっ、い、入れてっ。オマンコ、シテッ」
「甘い、甘いでえっ。そんなもんでチンポが勃つかアホ」
「………ケツッ、ケツマンコッ。ケツマンコに、デッカイ魔羅、ぶ、ぶち込んでッ、アッ、アッ、アッ、お、お、犯してっ、アアアアッ、は、嵌めてッ。嵌めてッ、嵌めてッ………ボクをッ、べ、べ、便所だと思ってっ、汚していいッ」
言葉をまくしたてるごとに躯に電流が流れ、男たちと交わしたセックスを思い出した翠の幼いペニスは、いきり立って股間で揺れ、それはもうはち切れそう。