燃えたぎる愛欲-12
12.
あれから10日が経ちました。
月末を控えた貞夫さんは、仕事に追われて私のことなどまったく頭にないようです。
月曜日の朝、貞夫さんを玄関に送り出し、浴室に向かいました。
首まで湯に漬かり、乳房を両手で覆います。
(オトウさま〜〜〜)
あの夜の、羞恥の間に身に受けた歓喜の疼きが蘇ります。
股間が疼いて、思わず腿を擦り合わせます。
漏れ出すぬめりを指で洗い流し、そそくさと身体を拭ってバスローブを羽織ります。
「来たか」
未だベッドの中でまどろんでいたオトウさまが、首を起こして私を目で迎えました。
私が来るのを待っていたようです。
バスローブを肩から落として、オトウさまの脇に身体を寄せました。
頭の中は、空っぽです。
足の赴くままに、身体が動いていきます。
乳房が愛撫され、あの夜の蕩けるような疼きが、全身に広がっていきます。
股を開くと、膣を押し開いてペニスが入ってきました。
「かたいっ」
期待した通りの力強い物が、ゆっくりとストロークを始めました。
「あああぁ〜オトウさま〜〜好いです〜いいですぅ」
恥じも外聞も無く、言葉が勝手に唇から出て行きます。
「あっ、アッ、あっ〜ああぁっ」
迎え腰を打ちながら、立て続けに二度気をやってしまいました。
「静かに」
オトウさまの声で我に返って、気を抜きました。
オトウさまの両手が、私の尻を抱えています。
「ふん〜ふん〜ふん〜〜〜〜〜」
オトウさまの腰の動きにつれて、ペニスの先が子宮を叩きます。
迎え腰を打ちたいのに、オトウさまの手がお尻を押さえているので動けません。
ペニスが、ひときわ固さを増して子宮に当たると、ムヮ〜と太くなり膣に溢れました。
(オトウさまがイクッ)
子宮が熱い飛沫を浴びて、歓喜にうねります。
「オトウさま〜ぁぁぁァ」
脳が真っ白になって、身体がピンクの雲に覆われました。